みんなの声

野崎厚子さん

野崎厚子さんの声 ~「牡蠣の家しおかぜ」六代目女将~

邑久町虫明「牡蠣の家しおかぜ」六代目女将の野崎厚子さんが、虫明の牡蠣の魅力や開発した牡蠣のブランド商品について語っています。

FMラジオ番組「暮らしてみたら瀬戸内市(平成27年10月28日放送分)」より

パーソナリティ

本日のゲストは、瀬戸内市邑久町「牡蠣の家しおかぜ」六代目女将、野崎厚子さんです。栄養たっぷりの牡蠣が楽しみな季節がやって来ました。まず「牡蠣の家しおかぜ」のご紹介から。

野崎さん

昔から漁師をしておりまして、春から秋にかけては、通称虫明では「つぼ網」呼ばれています小型定置網をしておりまして、冬は牡蠣養殖を息子夫婦と営んでおります。息子夫婦で七代目、先日孫が2歳になりました。水揚げはいよいよ明日(10月29日)からはじまりますよ。

パーソナリティ

今年の瀬戸内市の牡蠣はどんな出来栄えでしょうか?

野崎さん

実は昨年は不作でしたが、今年は昨年より出来も良さそうです。牡蠣は寒くならないとプリプリになりません。少しずつ大きくなって美味しい牡蠣になってくれると期待しています。

パーソナリティ

また冬場の中でも、実はここがいちばん美味しいという、おすすめの時期はありますか?

野崎さん

皆さん年末までが牡蠣の旬だと思われている方が多いようですが、私達が食べてみて美味しいのは、西大寺の裸祭りの季節、2月の第3土曜日、寒さも増して、甘みが出てグリコーゲンたっぷりのとても美味しい牡蠣になっていますよ。

パーソナリティ

「牡蠣の家しおかぜ」の商品は、百貨店やインターネットでの販売もされていて、全国にお客様がいらっしゃいます。生牡蠣や殻付き牡蠣などは人気の定番ですが、今日は加工品をご紹介頂きます。まず、近年大ブームとなったのが「牡蠣のアヒージョ」ですよね。

野崎さん

「牡蠣のアヒージョ」は、牡蠣をにんにくとエクストラバージンオリーブオイルで煮込んだスペイン料理です。これを瓶からお鍋に移して熱々にしてお召し上がり下さい。このオイルも牡蠣と合わせてフランスパンなんかにのせて食べて頂くと美味しいですし、ワインのおつまみにも最高ですよ。また海老を加えてさらに豪華にして、お客様のおもてなし料理にもおすすめですね。

パーソナリティ

お洒落。もうひとつ、野崎さんのおすすめ「海燻(かいくん)」。こちらはどんな商品ですか?

野崎さん

瀬戸内市の地域おこし協力隊の湯浅シェフに教えて頂きました。賞味期限の長い牡蠣商品をつくりたいと思った時に、牡蠣なら燻製にして、地元には「日本オリーブ」さんのオリーブがあるのでそれを使ってというアドバイスでした。桜チップで燻製にしたものをエクストラバージンオリーブオイルに漬け込みました。ワインのおつまみやパスタにも美味しいですよ。年間通してこの美味しい牡蠣を味わって頂ける商品です。

パーソナリティ

加工品に力を入れていらっしゃるのは、美味しい牡蠣を一年中という想いからでしょうか?

野崎さん

はい。美味しい牡蠣の季節には、はまぐりやあさりも店頭に並びます。すると牡蠣が姿を消していきます。そこを皆さんに長く美味しく食べて頂けるようにと加工品を考えました。

パーソナリティ

「牡蠣のアヒージョ」「海燻」、どちらも「地場もん国民大賞」の各賞を受賞しています。他にも「牡蠣味噌」や「牡蠣と野菜のピクルス」といった商品も注目ですね。

野崎さん

「牡蠣と野菜のピクルス」はりんご酢で漬けこんでいます。トマトは瀬戸内市産のミニトマトアイコをドライにしたものです。レモングラスやディルといったハーブも無農薬栽培で我が家の畑で栽培したものです。「牡蠣味噌」は、ほかほかご飯にのせて、うどんやラーメンのトッピングにも良く合いますよ。

パーソナリティ

生牡蠣と併せて加工品の牡蠣の商品にもご注目下さい。それにしても、瀬戸内市の牡蠣はこんなに美味しくて楽しみ方も豊富なのに、牡蠣と言えば広島というイメージは悔しいですよね。

野崎さん

そうなんです。東京などに商談に行くと「岡山に牡蠣のイメージは無いな・・・」なんて言われます。広島や宮城が主流ですが、「岡山の牡蠣も美味しいですよ」とPRしています。皆さん最初は「岡山の牡蠣?」という感じで遠目に見ていますが、試食を勧めると「生牡蠣は無理なのにこの商品なら食べられる」と言って購入して下さいます。

パーソナリティ

そんな全国での牡蠣のPRを終えて地元・瀬戸内市邑久町に帰ってくるとホッとする?

野崎さん

邑久駅から車の中で、海に山に畑や田んぼが見えてこの景色が何より良いなと感じました。生まれも育ちも瀬戸内市で、当たり前に思っていたものが、空気もきれいで、のんびりしていて、美味しいものが採れる、都会に出てはじめて分かりました。

パーソナリティ

また次男さんのご夫婦が七代目として奮闘中というのも幸せですね。

野崎さん

有り難いことです。漁師というとなかなか後継者がいません。そんな中頑張ってくれています。お嫁さんにも感謝しています。今は4世代一緒に住んでいます。また、大阪からご夫婦で移住された奥様が加工場にパートに来て下さっています。地域の事に関心をお持ちで溶け込んでくださっています。瀬戸内市は、大家族でも、移住してこられても、住みやすいところですよ。

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