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隠崎隆一(1950~)は現代の備前焼を代表する陶芸家の一人です。明快で有機的なフォルムと計算された緻密な焼成、そして備前焼の未来を見据えた陶土の開発や用い方によって、制作全体を計画・設計するデザイン力に特徴があります。
隠崎は、長崎県五島列島の椛島(五島市)に生まれ育ちました。大阪芸術大学でデザインを学び、デザイナーとして2年半を過ごした後、1976年に備前市に移り住みます。1979年に現・重要無形文化財「備前焼」保持者である伊勢崎淳に弟子入りし、瀬戸内市長船町に登窯を築いて独立したのは1985年のことでした。
早くから既存の備前焼とは一線を画した造形感覚で独自の形を追求しながら、90年代後半からは陶土の開発にも力を注いできました。備前の良質な陶土の採掘量が減少していることから、埋め戻しに使われる作陶には向かない土までを取り入れて、様々な質の土がまだらに混ぜ合わさった「混淆土」を開発します。この陶土を生かした制作を隠崎は10年ほど前から積極的に推し進めています。
本展では「形」と、土の質感や窯変による「表情」に注目し、修業時代から新作までの約50点を通して、備前焼に独自の地平を切り拓いてきた隠崎隆一の陶芸をご紹介します。
会期 | 令和3年10月23日(土曜日)から12月19日(日曜日) |
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休館日 | 毎週月曜日、祝日の翌日(11月4日、11月24日) |
開館時間 | 午前9時 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで) |
料金 | 一般800円/割引(団体20名以上または65歳以上)700円/オリーブ会員(友の会)400円/中学生以下無料 |
会場 | 瀬戸内市立美術館 4階 展示室 |
主催 | 瀬戸内市立美術館、山陽新聞社 |
後援 | 岡山県、岡山県教育委員会、朝日新聞岡山総局、毎日新聞岡山支局、読売新聞岡山支局、産経新聞社、RSK山陽放送、OHK岡山放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送、oniビジョン、FM岡山、FMくらしき、レディオモモ、公益社団法人岡山県文化連盟、岡山県郷土文化財団 |
日時 | 10月30日(土曜日)午後2時から午後3時 | 【終了しました】 | |
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11月13日(土曜日)午後2時から午後3時 | 【終了しました】 | ||
11月23日(火曜日・祝日)午後2時から午後3時 | 【終了しました】 | ||
予約 | 要予約。10月16日(土曜日)から予約受付開始。 | ||
定員 | 30名(先着順) | ||
参加費 | 無料(別途入館料) | ||
会場 | 瀬戸内市立美術館3階 ギャラリー | ||
申し込み方法 | 瀬戸内市立美術館(0869-34-3130)に電話でお名前、電話番号、希望日時をお伝えください。 |
日時 |
11月6日(土曜日)午後2時から午後2時30分【終了しました】 |
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予約 | 予約不要。当日の午後1時より受付にて整理券を配布いたします。 | |
定員 | 30名(先着順) | |
参加費 | 無料 | |
会場 | 牛窓町公民館(美術館の隣の建物)3階 |
通信販売をご希望の方は下記の必要事項を記入した注文票+図録代金(現金) +送料分の切手 をおつりが出ないように現金書留に同封の上、瀬戸内市立美術館にお送りください。
なお、図録・小冊子ともに在庫が少数のため、売り切れ次第終了となります。ご了承ください。
注文票 ・希望する本のタイトル |
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図録代金
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送料
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領収書送料
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図録 | 小冊子 | 送料 | 郵送方法 |
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0冊 | 1冊 | 切手140円分 | 定形外郵便 |
1冊 | 0冊~2冊 | 切手360円分 | ゆうパケット |
2冊 | 0冊~4冊 | 切手720円分(360円×2) | ゆうパケット×2便 |
3冊 | 0冊~6冊 | 切手1080円分(360円×3) | ゆうパケット×3便 |
※一覧表に記載されていない組み合わせのものや、ご不明な点がある場合は瀬戸内市立美術館までメールかお電話(0869-34-3130)でお問合せください。