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救命処置(乳児用)

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

 「救命処置は、あなたの行動を必要としています!」

 このページの救命処置は、1才程度までの子どもが対象です。

 救命処置では、1才未満の子どもを「乳児」として表します。

 お子さんやお孫さんが万が一のときには、動揺して動くことができないかもしれません。しかし、息を吹き込むだけで、状態が良くなるとしたら。「何もしない」より「何か一つでも」勇気を持って行うことが大切です。いざという時のために学んでおきましょう。

心肺蘇生法の手順

 成人と違いがあるのは、胸骨圧迫の要領、人工呼吸の方法です。

1.意識(反応)を確認する

  • 声をかける。
  • 反応があるかないかを確かめる。
  • 足の裏を刺激することも有効です。

乳児反応の確認の画像

2.助けを呼ぶ

  • 反応がなければ「誰か来て!」と大きな声で助けを求める
  • 協力者が来たら、「あなたは119番へ通報してください」、「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼する。

助けを呼ぶ画像

3.呼吸の確認

子どものそばに座り、10秒以内で胸や腹部の上がり下がりを見て、普通どおりの呼吸をしているかを確認します。

呼吸の確認の画像

4.胸骨圧迫(心臓マッサージ)

 子どもに普通どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始する。

 胸の真ん中を片手の指で「強く、速く、絶え間なく」圧迫する。

胸骨圧迫の位置の画像

胸骨圧迫位置の画像2

  1. 圧迫の位置は、両乳頭を結ぶ線の少し足側を
    目安とした胸の真ん中です。 
  2. 1分間に少なくとも100回の速いテンポで
    30回連続して絶え間なく圧迫します。                   
  3. 胸骨圧迫は指2本で行います。
  4. 圧迫の強さ(深さ)は、胸の厚さの約3分の1を目安として、
    十分に沈む程度に、強く、​速く、絶え間なく圧迫します。
    乳児だからといって、こわごわと弱く圧迫しては効果が得られません。

5.人工呼吸

 準備ができしだい人工呼吸を開始する。

 基本的には、まず胸骨圧迫を開始した後、気道確保を実施して人工呼吸を2回行ないますが、胸骨圧迫よりも早く人工呼吸を行なえるのであれば、人工呼吸から心肺蘇生を行なってもかまいません

1.気道の確保 (頭部後屈あご先挙上法)

 子どもの喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくします。

片手を額に当て、もう一方の手の1本又は人差し指と中指の2本を、あご先(骨のある硬い部分)に当てて、頭を後ろにのけぞらせ(頭部後屈)、あご先を上げます(あご先挙上)。乳児では頭を反らせすぎると気道確保できない時があるので注意が必要です。

気道確保の画像

2.人工呼吸

 乳児では、口と鼻の距離が近いことから、成人のように口対口人工呼吸を実施することが難しい場合がありますので、乳児に対しては子どもの口と鼻を同時に覆う「口対口鼻人工呼吸」を行ないます。

  • 気道を確保したまま、口を大きく開けて子どもの口と鼻を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて1回吹き込みます。子どもの胸が持ち上がるのを確認します。
  • いったん口を離し、同じ要領で計2回行います。

人工呼吸の画像

6.心肺蘇生(胸骨圧迫と人工呼吸)の継続

  •  胸骨圧迫を30回連続して行った後、人工呼吸を2回行います。
  • この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30:2のサイクル)を、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。

AEDの使用手順

AEDは乳児にも使用できます。

成人と違いがあるのは、AEDに使用する小児用パッドです。

7.AEDの到着と準備

1.AEDを子どもの近くに置く

 AEDを子どもの近くに置きます。ケースから本体を取り出します。

2.AEDの電源を入れる

  • AEDのふたを開け、電源ボタンを押します。ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。
  • 電源を入れたら、以降は音声メッセージと点滅するランプに従って操作します。​

電源を入れる画像

3.電極パッドを貼る

  • 乳児には、小児用電極パッド(小児用モード)を使用します。小児用が備わっていない場合は、成人用電極パッドを使用します。
  • 子どもの衣服を取り除き、胸をはだけます。
  • 機種によっては電極パッドのケーブルをAED本体の差込口(点滅している)に入れるものがあります。

注意点

 成人用(約6才以上)と小児用の2種類の電極パットが入っている場合がありますが、イラストを見れば区別できます。

 子どもの胸が濡れている場合は、タオル等でふき取ってから電極パットを貼ります。

パッド絵の画像
貼り付け位置は電極パットや袋に描かれています。小児用パッドが備わっていない場合は、成人用パッドを使用します。

成人用パッドを幼児に使う画像
​胸側にこのように貼ります。成人用パッドを使用する際も、このように貼ります。

成人用パッドを幼児に使う画像2
​もう1枚のパッドを、背中に貼ります。胸側のパッドと重ならないように貼りましょう。
小児用・成人用にかかわらず、乳児の体格が小さいため、
どのように貼ってもパッド同士が重なる場合は、AEDを使用してはいけません。

8.心電図の解析

  • 電極パットを貼り付けると”体に触れないでください”などと音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始ります。このとき、「みなさん離れて!!」と注意を促し、誰も子どもに触れていないことを確認します。
  • 一部の機種には、心電図の解析を始めるために、音声メッセージに従って解析ボタンを押すことが必要なものがあります。
  • ”ショックは不要です”などの音声メッセージが流れた場合は、ただちに胸骨圧迫を再開します

9.電気ショック

  • AEDが電気ショックを加える必要があると判断すると、”ショックが必要です”などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始ります。充電には数秒かかります。
  • 充電が完了すると、”ショックボタンを押してください”などの音声メッセージが出て、ショックボタンが点灯し、充電完了の連続音が出ます。
  • 充電が完了したら、”ショックを行います。みなさん、離れて!!”と注意を促し、誰も子どもに触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。

ショックボタンを押す画像
ショックボタンを押す。

10.心肺蘇生の再開

電気ショックが完了すると、”ただちに胸骨圧迫を開始してください”などの音声メッセージが流れますので、これに従って、ただちに胸骨圧迫を再開します。

11.AEDの手順と心肺蘇生の繰り返し

  • 心肺蘇生を再開して2分ほど経ったら、再び、AEDが自動的に心電図の解析を行います。音声メッセージに従って子どもから手を離し、周りの人も、子どもから離れます。
  • 以後は、「8.心電図の解析、9.電気ショック、10.心肺蘇生の再開」の手順を、約2分おきに繰り返します

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