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救急技術訓練会を開催しました

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

救急技術訓練会を開催しました。

 令和2年10月20日(火曜日)、21日(水曜日)に瀬戸内市消防署内で救急技術訓練会を開催しました。この訓練の目的は「訓練を通じ、病態の理解、適切な処置に必要な知識技術を身に付け、訓練に対するフィードバックを行うことにより、隊員間における共通認識を持たせ、救急隊のレベルアップを図ること」でした。また今回の訓練には、岡山旭東病院救急科の田中副部長、瀬戸内市民病院の竹内院長をお招きし、訓練への参加および講評をいただきました。

 今回の訓練では、緊迫感のある訓練をすることで、救急活動の底上げにつながると考えており、その結果として消防署全体の救急活動のレベルアップになると考えます。訓練内容は、訓練実施時に想定付与し、各日とも2隊の救急隊をもうけ、計4隊に訓練およびフィードバックを実施しましたので、簡単にご紹介します。

開会の画像

外傷の画像1外傷の画像2

外傷の画像3

 想定1として「高所作業中に誤って転落し、けが人が発生したもの。」という内容で実施しています。高所からの転落・墜落は身体に大きな負荷が加わり、重症度が高くなります。

 今回の訓練では「腰が痛い・足の長さに左右差がある」ということから骨盤骨折を疑って活動しています。そのため、けが人をなるべく動かさないようにするためスクープストレッチャーと呼ばれる資機材を使用し搬送しています。また現在では救急救命士が行う処置に心停止前に輸液を行うことができるようになっており、今回の訓練でも、骨盤骨折による出血性ショックを疑い、輸液の処置を行っています。

脳疾患の画像1脳疾患の画像2

脳疾患の画像3脳疾患の画像4

 想定2として「庭木の剪定中、急に激しい頭痛を発症したもの。」という内容で実施しました。突然の頭痛なので、脳疾患を考慮し活動しています。脳疾患のひとつとして「くも膜下出血」があります。くも膜下出血は突然発症し、バットで殴られたような痛みなどと表現されることがあり、嘔吐や悪心を伴ったりします。

 今回の訓練では、救急隊が傷病者に接触したところ、上記の内容と一致しているため、くも膜下出血を疑い活動しています。くも膜下出血は約20%が再出血するといわれています。そのため、救急隊はできる限り安静に車内収容・病院搬送をしています。

収容依頼の画像講評の画像

フィードバックの画像1フィードバックの画像2

 今回の訓練は各想定訓練が終了した後に、参加していただいた医師2名を交えてのフィードバック・講評をしています。またフィードバックは救急隊を指導する立場である指導救命士が実施することで、より質の高いフィードバックを行うことができていると考えます。また医師の講評により、病態への理解や病院内での処置などを知ることができ、救急隊と病院間での連携強化にも繋がっています。

 終わりに、今回の訓練を今後に生かすため、日々の訓練・救急業務に励んでいきます。

閉会の画像