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洋画家・小磯良平(1903~1988)は、神戸市に生まれました。東京美術学校在学中 から若くしてその才能を開花させ、1928年より2年間滞在したヨーロッパでは、アングル、 コロー、クールベ、マネ、ドガなどの巨匠の作品を見て絵画の真髄を学び、生涯に渡って 西洋絵画の伝統的な技法を探求し続けました。 彼の作品は、卓越したデッサン力と画面に漂う清澄感が特徴で、その端正な画風は今もみ る者の心をとらえてやみません。本展では、彼の代名詞ともいえる女性像をモチーフとし た油彩画を中心に、室内風景、静物等を描いた作品約50点をご紹介します。
期間 | 2015年3月10日火曜日~4月26日日曜日 |
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料金 | 一般700円/割引600円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会/山陽新聞社 |
協力 | 梅田画廊/姫路市立美術館/ふくやま美術館 |
イベント | 座談会 日時:3月21日土曜日 午後2時 ギャラリートーク日時:会期中の毎週日曜日 午後2時 |
“色彩の魔術師”として知られる写真家・緑川洋一(1915-2001)は岡山県邑久郡裳掛村(現・瀬戸内市邑久町)に生まれ、2015年に生誕100年を迎えます。 “色彩の魔術師”たる由縁となった多重露光やフィルターの使用など、特殊撮影によって独自の色を表現した代表作とともに、その作風が確立されるまでの1940年代後半から1950年代前半にかけての作品やモノクロームの優れた作品を紹介します。
期間 | 2015年1月23日金曜日~3月1日日曜日 |
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料金 | 一般400円/割引300円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会 |
協力 | 緑川洋一記念室 |
佐竹徳(1897~1998)は、40年近くオリーブ園で制作を続け「オリーブの画家」として名を馳せました。 その制作態度は至って実直。絵によって一枚一枚キャンバスに向かう季節や時間帯を決めていたり、制作の途中で枯れてしまった樹を絵から消したり。作品に残された痕跡や複数の作品同士を見比べることで、佐竹徳がひたむきに絵やその題材と向き合ってきた時間を感じることが出来ます。 本展では瀬戸内市立美術館の収蔵品を中心に約50点を展示し、時間をテーマに作品にまつわるエピソードをご紹介します。
期間 | 2014年12月6日土曜日~2015年1月18日日曜日 |
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料金 | 一般400円/割引300円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会 |
岡山県在住の画家・山本誠による油彩画の展覧会です。山本誠は1973年岡山県に生まれ、幼少期を旧 牛窓町(現 瀬戸内市牛窓町)で過ごしました。武蔵野美術大学油絵学科卒業後、フランス・イタリア・スペインなどヨーロッパを旅しながら画業を磨き、2005年に日本アートアカデミー賞準グランプリ、2007年に第42回昭和会展特別賞、2013年には第1回ホキ美術館大賞に輝くなど、優れた写実絵画の作家として活躍を続けています。人物・風景・卓上の花などを描いたその色鮮やかで緻密な作品からは、画家が作品と向き合った時間が思い起こされます。本展では、油彩画約40点でこれまでの画業を振り返ります。
期間 | 10月2日木曜日 ~ 10月13日月曜日 |
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料金 | 無料 |
会場 | 3階ギャラリーS |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会 |
2014年の大河ドラマで話題の黒田官兵衛。その生涯を描いた司馬遼太郎著「播磨灘物語」は、1973年から1975 年にかけての新聞に連載されました。本展では、新聞連載によせて日本画家・西山 英雄(1911~1989)が手がけた装画を中心に展示します。西山は制作のために、備前、播州、 近江など官兵衛ゆかりの地を取材していることから、本展では岡山が舞台となった作品を出来る限り 集めご紹介します。一人の日本画家がどのような視点から官兵衛の世界を捉えたかをご覧ください。
期間 | 2014年 9月20日土曜日~11月30日日曜日 【前期9月20日~10月26日】【後期10月28日~11月30日】 |
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料金 | 一般500円/割引400円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会 |
協力 | 西山英雄遺族/京都府立総合資料館/京都文化博物館/天台宗 上寺山 餘慶寺/司馬遼太郎記念館/姫路文学館/光村推古書院/読売新聞大阪本社 |
牛窓では1984年から1992年まで国内、海外からの作家を招聘してJAPAN牛窓国際芸術祭が開催されてきた。現在、多く見られる地域振興型のアートプロジェクトの先駆けとして著名な作家も多く参加していた。これらの作品や芸術祭のことを振り返る機会がこれまでなかった。本展示では、第2回牛窓・亜細亜藝術交流祭関連企画として、当時の写真と出品作品を展示することで、JAPAN牛窓国際芸術祭の価値を再考し、現在に生きる作品として再展示を行う。
期間 | 9月2日 火曜日 ~ 9月15日 日曜日 |
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料金 | 一般400円/割引300円/中学生以下無料 |
主催 | 牛窓・亜細亜藝術交流祭実行委員会/瀬戸内市立美術館 |
協力 | 岡山県立邑久高等学校 |
協賛 | 公益財団法人福武財団/公益財団法人花王芸術・科学財団/公益財団法人エネルギア文化・スポーツ財団/竹久夢二生家/瀬戸内市市民活動応援補助金採択事業/国立療養所長島愛生園/国立療養所邑久光明園 |
絵の前で写真を撮ると、あたかも自分が絵の空間に入り込んだような不思議な写真が撮れるトリックアートの展覧会です。絵の中からイルカが飛び出して見えたり、風景画の中に自分が入り込んだり…思わず「どうなってるの!?」と思ってしまう遊び心溢れる展示品をご紹介します。鑑賞者が絵のモデルのひとりとなって参加することで、はじめて展覧会は完成します。
期間 | 2014年7月26日土曜日 ~ 8月31日日曜日 |
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料金 | 一般600円/割引500円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会/山陽新聞社 |
協力 | 株式会社プラス1企画/高松市美術館 |
イベント | リアルストーン ~本物そっくりの石をつくろう~ 日時:8月30日土曜日 午前10時 |
1966年福島県生まれの日本画家・齋正機の展覧会です。父親が機関士をしていたことから機関車の「機」の字を名前に持ち、幼い時から東北の風景を見ていた齋正機先生の作品は、ふるさと東北の四季の風景を中心に、親子や子どもなど日常の風景を描いています。箱根・芦ノ湖 成川美術館と個人所蔵家から借用した日本画とドローイング合わせて約100点を展示します。
期間 | 2014年5月31日土曜日~ 7月21日月曜日 |
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料金 | 一般500円/割引400円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会 |
協力 | 箱根・芦ノ湖 成川美術館/株式会社 天満屋 |
イベント | 作家によるギャラリートーク 日時:平成26年6月8日日曜日 午後2時 学芸員による作品解説 日時:6月22日日曜日、7月13日日曜日 各午後2時 |
岡山県瀬戸内市旧邑久町出身の作家・山口敏郎氏による作品展を開催いたします。国内外で広く活躍する山口敏郎氏は、1982年にスペインのマドリードに移住し、以後スペインと日本との文化交流を目的の一つとして作家活動を行っています。今展では、花という一個の生命体がたどる変容(種になり、運ばれて、花開いて他者と出逢い、実をつけて種が生れる)を光や音楽などのさまざまな素材を使って表現したインスタレーション作品をご覧いただきます。
瀬戸内市立美術館の所蔵する佐竹徳作品をご覧いただく展覧会です。本展では当館が所蔵する佐竹徳のオリーブ園を描いた油彩画を中心に、佐竹徳が制作地から家族に宛てて出した手紙をご紹介します。
期間 | 2014年5月3日土曜日 ~ 5月25日日曜日 |
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料金 | 一般400円/割引300円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会 |
イベント | 現代美術と現代音楽の融合 ~ピアノ・ヴァイオリンによる演奏会~日時:5月25日日曜日 |
ダウン症の女流書家として知られる金澤翔子さんは、5歳のときから母・泰子さんに師事し、数多くの力作によって鑑賞者を感動の渦に飲み込んできました。2006年には鎌倉建長寺に額装「慈悲」を奉納、2011年には京都建仁寺に屏風の大作「風神雷神」を奉納しています。本展ではこの名作2点に加え、本邦初公開となる屏風の新作も展示します。当美術館では2011年6月の開催以来、2度目となる金澤翔子さんの展覧会です。翔子さんの書を通して、人生を力強く前向きに生きるための勇気と感動を感じていただきたいです。
期間 | 2014年 4月5日土曜日 ~ 4月29日火曜日 「風神雷神」は4月5日土曜日~13日日曜日の限定公開 |
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料金 | 一般700円/割引600円/中学生以下無料 |
主催 | 瀬戸内市立美術館/瀬戸内市教育委員会/山陽新聞社 |
協力 | 建仁寺/建長寺 |
助成 | 赤畠健/明石被服興業株式会社/昭和被服総業株式会社/竹久夢二本舗敷島堂株式会社/おかやま山陽高校 |
イベント | 金澤翔子席上揮毫 金澤泰子トークショー 日時:4月19日土曜日午後2時 定員:300名 |