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山鳥毛展示について

更新日:2023年12月20日更新 印刷ページ表示

令和5年12月4日受付

寄せられた内容(要旨)

 11月28日10時の回で山鳥毛の展示を見に行った時、警備員の勘違いで「展示室全体」を2分で見るように言われましたが、私たちが言われたのではないだろうと普通に山鳥毛以外をゆっくり見ていたら「もう四分も過ぎてる」と後ろから大声を出され追い出されそうになりました。
 私は友人と一緒だったので警備員に反論をしましたが、ちょうどその時展示を見ていた女性が一人、追い出されて本当に出ていかれました。
 お気の毒すぎました。予約をし、チケットを買い、平日のゆっくり見れるときを狙って来たのでしょうに……。
 警備員には、山鳥毛だけが2分ですよね?と反論しても聞いてもらえず、結局二階の他の刀剣は見ずに、せめて山鳥毛だけは見せてくださいとお願いしてストップウォッチで2分測られながら見ました。落ち着かなかったです。そもそも閲覧は警備員にお願いすることですか?
 二階は極小規模の展示ではありますが、それでも全体を2分で見るなんて無理です。警備員を雇うのは当たり前ですが、せめて「全部を見たら2分は物理的に無理だ」ということが理解できる方をお願いします。展示を見ずにただ歩いて回っても、1分か2分はかかるのでは?
 そのことを一階で苦情を入れようとしたら、聞いてくれたのは警備員の責任者らしい方で、肝心の博物館の方は出て来ませんでした。カウンターの奥の事務員の方と視線が合って、何の用かと言われたのですが、その時ちょうど車椅子の方がいらしてて、そちらの対応を先にとお譲りしたらそのまま引っ込んでしまわれました。
 そもそも国宝の展示なのに学芸員が展示室に常駐していないのもどうかと思いました。
 全体に、いろいろコラボして盛り上げようとしてるのはよくわかるのですが、肝心の展示に携わる人が不勉強だと思いました。

回答

 このたびは市長への手紙に貴重なご意見をいただき、また「新収蔵展」をご覧いただきありがとうございます。
 国宝 太刀 無銘一文字(山鳥毛)の閲覧時間につきましては、ご指摘をいただきましたとおり、館内での混雑防止及び多くのお客様に閲覧していただきたい等の観点から、来館者の皆様には、おひとり様一回限りではありますが、その場での閲覧を2分として制限をさせていただいております。
 従いまして、展示室全体に制限時間を設けたわけではございません。また、館内については、開館時間内であれば、滞在時間の制限を設けておりません。
 しかしながら、警備会社への指示が徹底できておらず、警備員が館内でとってしまった対応が、結果として、お客様に不愉快な思いを抱かせてしまい、大変申し訳ありませんでした。
 主催者といたしまして、頂いたご意見を真摯に受け止め、このようなことが二度と起こらないよう、委託先の警備会社とも協議を行い、再発防止に努めたいと思います。
 また、今回のような混雑が予想される企画展示に際して、警備上の問題だけとして捉えるのではなく、頂いたご意見を参考にしながら、職員や学芸員の関わり方につきましても、再度検討したいと思いますので、引き続き、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

瀬戸内市長 武久顕也

担当部課など

備前長船刀剣博物館

電話:0869-66-7767