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岡山大学病院ドクターカーとの救急連携について
瀬戸内市消防本部は岡山大学病院と救急医療における相互協力のための協定書を締結し、令和6年4月1日から岡山大学病院ドクターカーとの連携活動を開始しました。
この連携活動は、早期に医師の治療が必要となる重症者が発生した際、協定書で定めた救急医療等を必要と認められた場合に適用されます。
瀬戸内市には高度治療が可能な三次医療機関がなく、岡山市内の医療機関への救急搬送は時間を要してしまうため、連携活動が有効です。
実際のドクターカーと救急車の連携活動について紹介します。
救急事案発生後、ドクターカーに出動要請を行い、ドッキングポイント(ドクターカーと救急車が合流する場所)へ誘導します。
写真のドッキングポイントは瀬戸内市消防本部です。
出動した救急車が消防本部へ到着するまでの間、携帯電話や無線機を使用して救急搬送中の傷病者について情報共有を行います。
(左に立っている2名が医師・看護師)
ドクターカーと救急車が消防本部で合流し、引き継ぎを行います。
救急隊が医師に詳細な情報を伝え、ドクターカー内で医師をはじめとするスタッフによる処置が開始されます。
医師による処置を継続し、ドクターカーが医療機関へ搬送します。
ドクターカーと救急車の連携活動は、いち早く医師の治療を可能とするため、救命率向上や後遺症の軽減が期待できます。
当消防本部では、今後も市民の生命を守るため、連携活動をはじめ、救命率向上を目指し、訓練等を継続して行っていきます。