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重要文化財の防火設備や防火対策の緊急点検について

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

 平成31年4月15日に発生したフランスのノートルダム大聖堂の火災に続き、令和元年10月31日未明、那覇市の首里城が火災により正殿をはじめ少なくとも7棟が全焼しました。

 重要文化財等の火災を受けて、文化財の所有者及び管理団体は、消火設備等や防火対策の再確認を行い、緊急点検を実施していただくよう御了承ください。

本蓮寺の画像
本蓮寺 

 文化財は、我が国の歴史や文化の理解のため欠くことのできない貴重な国民的財産であるとともに、将来の発展向上のためになくてはならないものです。また、将来の地域づくりの核ともなるものとして、確実に次世代に継承していくことが求められます。

 特に、我が国の美術工芸品の多くは、素材が木や紙、布など脆弱な素材によって製作されており、劣化や災害による被害を受けやすいことも事実であり、それぞれの文化財の実情に応じた適切な保存環境の整備や防火対策の実施が重要です。また、美術工芸品を保管する博物館施設について、消防法や建築基準法等の関係法令に基づき、消火設備等の設置・維持管理など適切に防火対策に取り組むことが必要にです。

 文化庁が作成した「国宝・重要文化財(建造物)の防火対策ガイドライン」及び「国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等の防火対策ガイドライン」は、国宝・重要文化財の所有者や管理団体において、防火設備等の整備、訓練の充実、その他の防火対策について検討・実施することに役立つ内容となっていますので、幅広く御活用いただきたいと考えています。

餘慶寺の画像
餘慶寺

 国宝・重要文化財(建造物)防火対策ガイドラインについて

 文化財の所有者又は管理団体は、本ガイドラインの「基本的な事項」、「具体的な  対応策」欄の点検項目について「チェック」を記載してくだい。

 次に、それぞれの検討や実施が必要な事項を整理します。

 また、特に、防火設備の整備が必要な事項については、関係部局等(消防本部)から技術的助言を得て内容を精査してください。

 文化財の防火対策は、個々の文化財が抱える防火に対するリスクを把握したうえで、現在の管理体制に応じた防火設備の整備が求められます。

 また、防火設備を整備後から一定期間を経過しているもので、機能不全や機能停止等が発生している場合は、速やかに改修し、常時作動できるようにしておくことが大切です。 

 今回のガイドラインを御活用して、機能不全や機能停止がみられる場合は、具体的な対応策として速やかに整備計画を策定しましょう。

国宝・重要文化財(建造物)防火対策ガイドライン(その1)(PDF:11.2MB)

国宝・重要文化財(建造物)防火対策ガイドライン(その2)(PDF:11.1MB)

国宝・重要文化財(建造物)防火対策ガイドライン(その3)(PDF:11.1MB)

門田貝塚の画像
 門田貝塚

 国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等の防火対策ガイドラインについて

 本ガイドラインは、防火管理体制や日常管理体制における火災予防、各種設備のあり方、設備点検や消防訓練等について基本的な考え方(点検事項)を示しています。

 本ガイドラインの基本的な考え方に基づき点検を行い、対策の不十分な点や課題点が明らかになった場合は、管理体制の見直しや設備の整備・増設、消防訓練の充実等の今後の対策をまとめていくようにお願いします。

国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等の防火対策ガイドライン(PDF:11.4MB)

消太

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