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美和小学校で避難所運営をやってみよう! 第3回「避難所設置・運営研修」を実施しました
より良い避難所環境をつくるには
住民自治による避難所運営モデル事業(美和小学校で避難所運営をやってみよう!)の第3回の取り組みとして、令和5年9月9日(土曜日)に美和小学校で「避難所設置・運営研修」を実施しました。
取組の前半では、美和小学校の体育館に模擬的に設置された避難所を点検し、より良い避難所環境をつくるためにはどのようにすればよいかについてみんなで話し合いました。
参加者からは、「思ったよりも段ボールベッドが硬い」「洗濯物のうち、下着などは別のスペースに干したほうが良いのではないか」「配布される弁当はフライ物が多く、高齢者の口に合わない」「女性の係員がいないと、生理用品などの物資は受け取りにくい」など、様々な気づきが生まれていました。
お互いに協力して課題を乗り越える
取り組みの後半では、「あなたならどうする?」と題して、避難生活で起きる色々な課題についてグループで対応方法を考えました。
避難所には様々な背景・立場の人が避難してくるため、お互いに協力し、折り合いをつけながら避難生活を送っていくことが大切です。
参加者は、「答えのない課題」に頭を悩ませていました。
講師を務めた、ピースボート災害支援センターの辛嶋友香里さんは、大規模災害時には行政・住民・ボランティア等がしっかりと連携することが必要だといい、「温かい食事や快適な寝床など、災害時でも”当たり前”の生活水準は守られるべきです。『贅沢かも…』と遠慮せず、必要な物があれば、住民から声を上げましょう」と語りました。
大規模災害に備えて
今年度、瀬戸内市では、美和地区まちづくり協議会と連携し、大規模災害を想定して学区等を単位とした自主防災組織の結成及び「避難所運営」をテーマとした自主防災活動のモデル事例形成に取り組んでいます。
美和地区では、全4回にわたって研修や訓練を実施し、避難所運営について学んでいきます。