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「女性のための防災講演会」を開催しました
「女性」の視点で防災を学ぶ
過去の大規模災害における避難所では、プライバシーの確保やニーズに合わせた物資の配布、防犯面など、女性や子どもを取り巻く生活環境面の課題が発生しています。
「防災」というと、「男性の力仕事」であったり「専門的な知識が必要な特殊な分野」というイメージがあるかもしれませんが、災害発生後の避難生活から、復旧・復興へと続く息の長い取り組みにおいては、老若男女すべての人が力を合わせる必要があります。
市としては、過去の災害の教訓から、今後は「女性の視点」を取り入れながら、地域の防災力を一層高めていかなければならないと考えています。
そこで、令和6年2月10日(土曜日)に、岡山県備前県民局の主催により、瀬戸内市役所2階 大会議室で「瀬戸内市女性のための防災講演会(演題:女性の視点から見た避難所と日頃の備え)」を開催しました。
本講演会は女性限定とし、お子さんと一緒に参加もできるよう、会場内にプレイスペースを設置しました。
参加者は女性48名、子ども6名でした。
講師は、省庁の検討・審査委員や自治体の防災アドバイザーなどを務める、危機管理教育研究所 代表 国崎信江 氏にお願いしました。
国崎氏は、過去の災害における避難所の実態から、防災対策に対して女性が主体的に関わる必要性を語りました。
また、令和6年能登半島地震を踏まえ、家庭で行うべき備えについて説明しました。
参加者の声
・防災についての知識、現状の状況等を知ることができ大変勉強になりました。自助の大切さを痛感しました。
・今後取り組むべき課題(家の耐震、家具転倒防止対策など)が理解でき勉強になりました。
・避難所へ行けばいいと考えていたけど、避難所での生活も大変なことが分かりました。
・今までは女性は災害時にできることは少ないと思っていましたが、今日の話を聞いて女性の力って大切だなと思いました。
・避難所での乳幼児に対するケアに目が向けられていないことを知り、母親の気持ちを考えると涙が出ました。
・今日の講演はぜひ男性にも聞いてほしかったです。