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リハビリテーション科
診療内容
瀬戸内市民病院リハビリテーション科では、理学療法士11名、作業療法士5名、言語聴覚士2名の計18名のスタッフがリハビリテーション科医師の下、日々の業務を行っています。
施設基準は脳血管リハビリテーション料1、廃用症候群リハビリテーション料1、呼吸器リハビリテーション料1、運動器リハビリテーション料1を取得しています。
主な業務内容は、入院・外来患者様のリハビリテーションです。特に回復期リハビリテーション病棟で実施している365日体制でのリハビリは、平成24年12月より行っております。これは東備地区(瀬戸内市・備前市・赤磐市・和気町)では初の試みでした。情報共有を図るために、チーム制・シフト制を導入し、スタッフ間のコミュニケーションを大切にしています。
理学療法
身体や運動機能の障害に対し、運動療法・物理療法・基本動作訓練を用いて、回復・改善を図ります。
作業療法
日常生活に必要な応用動作の訓練を主におこないます。また、様々な作業や活動を通して、上肢や手指の運動機能回復を図ると共に感覚機能や認知機能に対して働きかけます。
言語聴覚療法
脳卒中後の言語障害(失語症・構音障害)や高次脳機能障害(注意障害、記憶障害など)、「食べる」機能に問題が生じる摂食・嚥下障害の患者様に対して評価・訓練を実施しています。当院は急性期~回復期、生活期といった様々な段階の患者様が入院されているため、それぞれの段階に応じた対応をとっています。また、栄養サポートチーム(NST)に所属しながら患者様の嚥下状態や食事状況を他職種と情報共有し、その方の食事支援をチームで達成できるようその一端を担っています。一方、地域の方々の健康を支えるため、「嚥下外来・評価入院」の制度も令和元年度より開始しました。「食べる」ことに不安を感じられた方へ、状態が悪化しないうちに嚥下造影検査(VF)や言語聴覚士による評価・指導を行いながら、「長く安全に食べ続けることができる生活を送って頂くこと」を目的としています。院内から地域へ、幅広く視点を広げてサポートできるよう、日々努力しています。
※以上の訓練風景は新型コロナウイルス感染症拡大前の令和元年に撮影したものです
活動
学会発表実績
国際リハビリテーション医学会世界会議(第13回)
日本リハビリテーション医学会学術集会(第53回、第54回、第56回)
中国ブロック理学療法学会(第30回)
岡山県理学療法学会(第18回、第20回、第21回)
岡山県作業療法学会(第31回)
岡山県地域包括ケア学会(第1回)
岡山県国民健康保険診療施設研究発表会(第49回、第51回、第52回、第54回、第55回)
各種認定資格等
認定理学療法士(脳卒中1名、運動器4名、管理・運営1名)
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
3学会合同呼吸療法認定士(理学療法士5名、作業療法士2名)
社会福祉士
介護支援専門員
回復期リハビリテーション病棟セラピストマネージャー
ボバース基礎講習会受講者
Dynamisation Vasculo-Tissulaire Manuelle(リンパドレナージュ)講習受講者
医療安全管理者
介護予防推進リーダー
地域ケア会議推進リーダー