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瀬戸内市地域おこし協力隊

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

瀬戸内市地域おこし協力隊

人口減少や高齢化の進展する中、地域の維持・強化を図るため、担い手となる人材の確保が課題となっています。
瀬戸内市では、地域の新たな担い手として、地域外から意欲ある人材を積極的に受け入れ、新たな視点や発想力により、地域の活性化を図るため、地域おこし協力隊制度を導入しています。
地域おこし協力隊の活動を紹介します。

地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化等が進む地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。

総務省ホームページ<外部リンク>

Join(一般社団法人移住・交流推進機構)ホームページ<外部リンク>

瀬戸内市地域おこし協力隊の活動紹介

隊員の活動や隊員が主催するイベント等の情報は、以下の協力隊フェイスブックページで随時発信しています。

(注)市公式のページではありません。

瀬戸内市地域おこし協力隊・集落支援員フェイスブックページ<外部リンク>

ビジネスも地域課題解決も可能性は無限大

三木裕紀(協力隊OB、瀬戸内市集落支援員)

岐阜県中津川市から移住し、地域沖おこし協力隊として活動した三木裕紀(みきひろのり)さん。任期中での活動を通して戦国武将や一遍上人等の縁の地として知られる長船町福岡地区にある備前福岡郷土館を改修し、「地域×デジタルファブリケーション」の拠点「Fablab setouchiβ」を立ち上げました。

ここには、3Dプリンターやレーザー加工機といった機材が備えられ、それらを活用して歴史・文化資産に新たな価値をもたらす数々のプロジェクトを展開してきました。また、機材以上に注目したいのが、ここに集積される人材とスキル、ノウハウ。寒風陶芸会館、備前おさふね刀剣博物館、瀬戸内市立美術館といった公共施設から、市内に伝わる糸操り人形劇を継承する団体などの市民活動グループ、地域内外との連携、交流によって、単に設備を整えただけのものづくり工房とは一線を画しています。

三木さんは現在、Fablab setouchiβのある長船町福岡地区に定住し、長船町行幸地区の集落支援員として集落対策を行う傍ら、Fablab setouchiβにおいてモノづくりを通じた地域課題の解決、体験学習、起業支援を行なっています。「起業したい」「豊かな暮らしがしたい」「子供の教育に生かしたい」といった様々な面で地域の可能性を広げる拠点となっていくことが期待されます。

三木裕紀さんの画像
三木裕紀さん

関連リンク

備前福岡郷土館(Fablab setouchi β)<外部リンク>

移住者誘致をきっかけに地域の活性化を

菊地友和(協力隊OB、瀬戸内市移住推進員)

千葉県千葉市から移住し、地域おこし協力隊として活動した菊地友和(きくちともかず)さん。活動中には、人口減少や高齢化が深刻化する邑久町裳掛地区において、裳掛地区コミュニティ協議会役員や地元の有志とともに「もかけむらおこしプロジェクト」を立ち上げ、空き家探し、農地探し、空き家の清掃といった、移住者を受け入れるための活動を中心に行い、この地区の維持を目指してきました。その結果、活動開始から10組以上の移住者が定着し、住民のモチベーションの向上と地域コミュニティの活性化につながっています。また、移住者の側も、オープンファームやオープンガーデンの開設、マルシェやカフェの開催といった活動を通じて地域の活性化に貢献しようという気持ちを持つ人が多く、今では地域行事にも欠かせないメンバーとなっています。

移住者が定住し、新しい地域住民となっていく中で、また新しい地域が形作られていくことが期待されます。

菊地さんは現在、裳掛地区に定住し、市移住推進員、瀬戸内市移住交流促進協議会の会長として、市全体の移住交流人口増加に向けた取り組みを行っています。

菊地友和さんの画像
​菊地友和さん

関連リンク

もかけ通信Web版<外部リンク>

瀬戸内市移住交流促進協議会Web<外部リンク>

瀬戸内ほしのさざなみ映画館(Facebookページ)<外部リンク>

瀬戸内市・岡山を徹底的に追求したローカルビジネス

浅井克俊(協力隊OB、株式会社ココホレジャパン代表取締役)

東京都世田谷区から移住し、地域おこし協力隊として活動した浅井克俊(あさいかつとし)さん。活動中には、漁師や料理人、事業者、生産者、販売店、地域、都市とつながり、「ままかRe.Project」と題して、岡山を代表する魚「ママカリ」を使った商品の開発・販売・ブランディングに取り組みました。現在も地元漁協が所有する加工場で商品を製造しています。

浅井さんは現在、岡山市に移り、ココホレジャパン株式会社の代表として、広告を通した地域の魅力の掘り起こしなど岡山を起点とした活動を続けています。

ゲストハウスを拠点とした地域の魅力発信

谷 美香(協力隊OB、ウシマドゲストハウス「nendokoro」代表)

大阪府堺市から移住し、ゲストハウスでの起業を目指して地域おこし協力隊となった谷美香(たにみか)さん。港町の風情が残る牛窓で、空き家になったオーシャンフロントの古民家をゲストハウス開業に向けて借り受け、DIYワークショップなどを行い、整備の過程もゲストハウスの事業として組み込みながら完成させました。また、瀬戸内市移住交流促進協議会や瀬戸内市地産地消ヘルシータウン推進協議会、瀬戸内市空家対策協議会などにも参画し、瀬戸内市の魅力発信や市の課題解決に向けた活動を積極的に行いました。

谷さんは、ゲストハウスのある牛窓に定住し、各協議会に引き続き在籍して活動していくほか、ゲストハウスを拠点として、しおまち唐琴通りのかつての商店街の賑わいを取り戻したい地元住民と、移住、短長期の滞在を希望する地域外の両方のニーズに応えていく取り組みを引き続き行っていきます。

谷美香さんの画像
谷美香さん

関連リンク

ウシマドゲストハウス「ねんどころ」<外部リンク>

アートの力で地域を元気に

コッル ラッファエレ(協力隊OB、アーティスト)

イタリアミラノ出身のアーティストで、岡山市から移住して地域おこし協力隊となったコッル・ラッファエレさん。地域住民との繋がりを得て、備前福岡地区活性化の拠点として再生された「仲崎邸」で、ハーブの栽培、ハーブカフェなど地域内外の交流を活性化させるためのイベント等の企画運営を行いました。また、アーティストとして、「備前福岡の市」の会場屋根への壁画プロジェクトや、世界各国のメンバーで構成された「Setouchi International Project(略:Sip)」の中心メンバーとして、瀬戸内市の魅力を世界に発信するための取組みを積極的に進めてくれました。

コッルさんは任期満了を前にイタリアに帰国することとなりましたが、任期中の活動の経験を生かして、イタリアへ戻った後も、自身のスキルを活かしながら観光事業に尽力されているようです。

コッル・ラッファエレさんの画像
​コッル・ラッファエレさん

前島を豊かで元気な島に

小原 悠雲(協力隊OB、瀬戸内市集落支援員)

岡山市から移住し、地域おこし協力隊として前島・牛窓の活性化に向かって活動する小原悠雲(こはらゆうき)さん。イベントの企画をはじめ、耕作放棄地を活用したレモンの栽培と商品開発、移住者の受入、賑わいづくりなどを行いました。現在は、協力隊時に得たノウハウやネットワークを生かして農産加工場の整備を進めています。また、前島地区の集落支援員として、引き続き地区の維持・活性化と魅力づくりに取組んでいます。

小原悠雲
小原悠雲さん

関連リンク

前島グリーンアイランド体験交流協議会web<外部リンク>

牛窓カフェ<外部リンク>

空き家を活用した観光まちづくり

楠木裕美(協力隊OB)

兵庫県神戸市から移住し、牛窓地域(しおまち唐琴通り)の空き家を活用した観光振興に取り組む楠木裕美(くすのきゆみ)さん。 情緒豊かな趣を残す牛窓の町並みに「明かりを灯す」ことを主眼に活動する「ウシマド町家スタイル」に所属して、地域住民と連携しながら、牛窓発京橋朝市クルーズや、空き家を活用したコンサート、ノルテディックウォークイベント、アートイベントなどを精力的に行っています。また、地域の団体等と連携しながら参加・体験型の観光プログラムを提供する「うしまど浪漫倶楽部」を立ち上げ、牛窓の魅力の情報発信や観光客に対する牛窓を楽しむためのおもてなしに取り組んでいます。

楠木祐美さんの画像
​楠木祐美さん             

関連リンク

うしまど浪漫倶楽部ホームページ<外部リンク>

キラリ瀬戸内ウシマド元気!(Facebookページ)<外部リンク>

吉井川流域の魅力を活かした観光から地域の活性化を

七戸博之(文化観光課所属)

東京都杉並区から移住し、地域の魅力向上と地場産品の開発を目指す七戸博之(しちのへひろゆき)さん。瀬戸内市、赤磐市、和気町が連携した「吉井川流域Dmo」(地域内消費の増加、各種産業の活性化を目的に、インバウンドを中心にしたマーケティング・プロモーションの推進、体験メニューや特産品の開発等を行う組織)への提案や情報提供、牛窓朝市など地域行事の企画運営に関わりながら起業を目指しています。

地場野菜などを使用した商品開発と、観光情報の発信などに取り組んでいます。

七戸博之さんの画像
​七戸博之さん

関連リンク

牛窓朝市(Facebookページ)<外部リンク>

飲食店経営の経験を生かした有害鳥獣対策

嶌原大仁さん(産業振興課所属)

兵庫県西宮市から移住し、地域おこし協力隊としてイノシシやシカなどの野生動物による農作物被害対策にに取り組む嶌原大仁(しまはらだいじ)さん。鳥獣被害相談やヌートリア捕獲講習の実施のほか、移住前に飲食店経営をしていた経験を活かし、捕獲した野生動物の止め刺し技術や解体技術の習得、ジビエ料理の研究開発を行っています。また、捕獲した野生鳥獣用食肉加工場の開設に向けた調査や施設整備に取り組んでいます。

嶌原大仁さんの画像
​嶌原大仁さん

観光客誘致をきっかけに移住や交流の活性化を

出口由美子(協力隊OB)

愛知県名古屋市から移住し、地域おこし協力隊として交流・関係人口増加に向けて活動する出口由美子(でぐちゆみこ)さん。活動拠点を瀬戸内市観光協会に置き、移住・交流の入口となる観光の情報発信や案内、イベント活動を行っています。また、瀬戸内市地産地消ヘルシータウン推進協議会ホームページの記事制作や運営支援など、自身の持つITや情報コンテンツの制作能力を生かした幅広い活動を展開しています。

出口由美子さんの画像
​出口由美子さん

関連リンク

せとうちとくらす~地域おこし協力隊になった移住者のはなし~(個人ブログ)<外部リンク>

地域農業を元気に

峯岡卓馬(企画振興課所属)

東京都板橋区から移住し、地域おこし協力隊として地域農業の活性化に取り組む峯岡卓馬(みねおかたくま)さん。農作物の知見と技術を習得するため、地元の農家から技術指導を受けながら、借り受けた長船町西須恵の畑で地元農家の協力を得ながらエディブルフラワーの生産やフラワーを使用した加工品の開発に向けて活動しています。また居住している裳掛地区の住民や地元農家、農業を営む移住者と協力してマルシェを開催するなど、農業の魅力を伝える取組みを行っています。

峯岡卓馬さんの画像
​峯岡卓馬さん

MineokaFarm(インスタグラム)<外部リンク>

ハンセン病問題の正しい理解のために

鑓屋翔子(市民課所属)

岡山市から移住し、地域おこし協力隊としてハンセン病問題の正しい理解のための普及・啓発活動を行っている鑓屋翔子(やりやしょうこ)さん。長島にある「さざなみハウス」を活動拠点に、島の日々の暮らしや過去の歴史などを紐解き、様々な視点から記録を残すとともに、それぞれの物語をつむぎ、日々発信する活動を行っています。また、多くの人へハンセン病問題についての理解を広めるため、まず長島を身近に感じてもらうおうと、長島にまつわる音楽のライブ配信やアートイベントなどを企画しています。かつて長島愛生園で活躍した盲人のハーモニカバンド「青い鳥楽団」のオマージュコンサートや、園内の出来事や文芸活動について書かれた園誌「愛生」を読む会を開催することで、今では「長島」や「ハンセン病」に関心がなかった人たちにも足を運んでもらっています。

長島で生活されている方々の平均年齢は高く、貴重な日々の暮らしをアーカイブするため、鑓屋さんは今日も長島で過ごしています。

鑓屋翔子さん
鑓屋翔子さん