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百日咳の患者さんが増えています!
百日咳について
百日咳菌の感染によって特有のけいれん性の激しい咳発作(痙咳発作:けいがいほっさ)を特徴とする急性の気道感染症です。
百日咳は世界的に見られる疾患で、いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。母親からの免疫が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があり、乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症になり、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。
どうやって感染するの?
のどや鼻、気道からの分泌物による飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)とされています。
かかったときは?
生後6か月以上は、抗菌薬による治療が検討されます。また、咳が激しい場合には咳止め等の対症療法が行われることがあります。
予防方法は?
百日咳の予防には、5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)等の接種が有効です。
百日咳ワクチンを含む接種は、わが国を含めて世界各国で実施されており、その普及とともに各国で百日咳の発生数は激減しています。
しかし、ワクチン接種を行っていない人や接種後年数が経過し、免疫が減衰した人での発病はわが国でも見られており、世界各国でいまだ多くの流行が発生しています。
●参考 百日咳のチラシ → 百日咳のお知らせチラシ [PDFファイル/921KB]
●百日咳について詳しくはこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/whooping_cough.html<外部リンク>(厚生労働省)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/pertussis/020/2504_pertussis_RA.html<外部リンク>(国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト)