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伝染性紅斑(リンゴ病)の患者が急増しています

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更新日:2025年9月9日更新 印刷ページ表示

岡山県では、伝染性紅斑の患者数が急増しており、今後も増加する懸念があることから、9月5日に県民への注意喚起を行いました。

伝染性紅斑の感染予防啓発チラシ伝染性紅斑(リンゴ病)厚生労働省 注意喚起チラシ [PDFファイル/669KB]

伝染性紅斑(リンゴ病)とは

伝染性紅斑(リンゴ病)とは、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
小児を中心にみられる流行性の発しん性疾患であり、両頬がリンゴにように赤くなる(紅斑)ことから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

【感染経路】
咳やくしゃみなどの飛沫による感染、接触による感染

【潜伏期間・症状】
・約10~20日の潜伏期間の後に、微熱やかぜのような症状などがみられることが多いです。
 →ウイルスの排出が最も多く、周囲の人が感染しやすいため、注意が必要な時期です。
・その後、両頬がリンゴのように赤くなります(紅斑)。
 →ウイルスの排出はほぼなく、周囲の人への感染力はほぼ消失しています。
・続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がります。
・成人が感染した場合には、関節痛や頭痛などの症状が出ることもあります。

予防と対策

基本的な感染防止策が重要です

・飛沫感染を予防するためには、咳などの症状がある時には、場面に応じてマスクをするなどの咳エチケットが有効です。
・手に付着したウイルスによる接触感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが有効です。 

かかったときは

・特別な治療法はありませんが、基本的には軽い症状であるため、症状に応じた治療となります。
・伝染性紅斑を予防するワクチンはありません。
・妊娠中又は妊娠の可能性がある方は、「注意すべきこと(妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ)」のとおり、特に注意が必要です。

注意すべきこと(妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ)

・これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
・感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
・伝染性紅斑の家族がいる場合や、多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染防止策を実施してください。

関連情報

感染症の注目情報(伝染性紅斑の患者が急増しています)<外部リンク>

厚生労働省 伝染性紅斑について<外部リンク>

Adobe Reader<外部リンク>

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