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薬師如来の向かって左に立つ餘慶寺薬師堂の観音像で、11面の化仏を頭上にあらわし、右手をまっすぐ下げて掌を前に開き、左手は曲げて花瓶を持つ一木造の立像です。制作は平安時代後期、12世紀と考えられています。細部の刀法を簡素に用いていることなどから、神仏習合信仰に基づく本地仏的な性格が強い像とも言われます。
県指定 十一面観音立像
像高 172.0センチメートル
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