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弘法寺文書

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

弘法寺文書(こうぼうじもんじょ)

千手山弘法寺は、奈良時代に報恩大使が開いたとする伝承を持つ備前の古刹です。所蔵される文書については、昭和34年(1959)3月27日に「足利尊氏御教書」が岡山県指定重要文化財に指定されていましたが、他にも地方有力寺院の経営実態や、近隣住民からの熱い信仰の様相をうかがわせる文書、浦上氏や宇喜多氏等の戦国大名に勢力を有した武将からの文書、池田光政以降の岡山藩からの文書など鎌倉時代から明治初年にかけての文書、134通が追加され「弘法寺文書」として一括指定されました。

足利尊氏は九州で挙兵した足利直冬を追討するため軍を起こして西進した際、備前国福岡(現瀬戸内市長船町福岡)に滞陣しました。写真の足利尊氏御教書は、その頃に凶徒(直冬)退治の祈祷を弘法寺に命じた文書です。観応元年(1350)11月21日の日付が記されています。

足利尊氏御教書の画像
​県指定 弘法寺文書(写真は足利尊氏御教書)