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本文
本堂須弥壇に仏花を生けるための花瓶で、銘文によると、永正9年(1512)に伊部の木村三郎左衛門によって横尾山静円寺に寄進されたものです。高さ60センチメートルの大作で、紐輪積み技法と木箆による削り、轆轤による調整が併用されています。備前焼特有の赤褐色に焼き締められており、口縁上部と肩に黄褐色の胡麻がたっぷりと降りかかっています。
県指定 静円寺 永正銘備前焼花瓶
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