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本文
永正銘備前焼花瓶と一対をなすもので、銘文によると、永禄12年(1569)に伊部の木村与次郎によって静円寺に寄進されたものです。永正銘花瓶の一方が失われたために補充作品として作られたと見られ、本来なら永正銘花瓶と同サイズに作られるはずですが、少し小さくなっています。やはり紐輪積み技法と木箆による削り、轆轤による調整が併用されています。
県指定 静円寺 永禄銘備前焼花瓶
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