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岡山村田製作所様と防災について意見交換を実施しました
このたび、岡山村田製作所様よりご提案いただき、我々消防との意見交換会の場を設けていただきました。
当日は、岡山村田製作所の電子部品製造を理解するために、工場内を案内していただきました。見学後は、災害に対する取り組みについての説明、意見交換を行いました。
案内いただいた工場内には見学用通路が設けられ、製造工程を分かりやすく説明した動画や模型がたくさん設置されていました。
電子部品製造の模擬体験をする様子
災害に対する取り組みについて、定期的に2000人以上の職員を対象に、避難訓練を実施していると伺いました。今後は従業員の方が無事避難できているか確認できるシステムの導入についても検討しているとのことでした。我々消防も岡山村田製作所様には定期的に合同訓練の提案をさせていただいております。以前実施した合同訓練の反省点や教訓についてもいろいろと教えていただくことが出来ました。
災害や避難訓練に関して意見交換をする様子
意見交換については、災害に関する話題が中心となりました。
瀬戸内市消防本部が緊急消防援助隊として現地入りした体験をお話させていただいた際には、真剣に話を聞いてくださり、ムラタグループも能登半島地震を経験している事を教えていただきました。また万が一、岡山村田製作所で災害が起きた際の消防への協力や要望もこれから前向きに検討してくださるとの回答をいただきました。
また、敷地内にあるビオトープや、グリーンフィールドを利用した地域とのイベント開催、クリーン作戦等を通して地域に貢献し理解を得ながら、地域コミュニティへの災害時協力体制にも尽力されていることなど、普段聞くことができない取り組みについて情報交換することが出来ました。
この度の意見交換で地域コミュニティを大切にしている事業所の皆様は、私たち「消防」とはまた別の形で地域に密着した、「自助・共助・公助」に繋がるもう一つの「助け」であると感じることができました。
我々消防はこういった繋がりが、もっともっとひろがることを期待しています。