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婦人科検診を受けましょう
更新日:2025年4月1日更新
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女性特有のがんとして「乳がん」「子宮がん」「卵巣がん」があります。
子宮がんには、子宮の入り口にがんができる「子宮頸がん」と子宮の奥にがんができる「子宮体がん」の2種類があります。
がんの多くは高齢になるにつれ発症のリスクが高まると言われていますが、女性特有のがんは若年化が進んでおり、20~40歳代での発症も増加しています。
乳がん検診
乳がんは日本人女性が最もなりやすいがんです。早期発見には、定期的な自己検診とマンモグラフィ検診が必要であり、40歳以上では2年に1回の検診が推奨されています。
検査項目 | 自己負担金(税込) | 内容 |
---|---|---|
マンモグラフィ(触診なし、1方向) | 4,590円 | X線で行う乳がん検査で乳房を1方向から撮影します。触診を含みません。 |
マンモグラフィ(触診なし、2方向) | 5,610円 | X線で行う乳がん検査で乳房を2方向から撮影します。触診を含みません。 |
乳腺超音波検査 | 3,770円 | 超音波で行う乳がん検査で、妊娠中でも検査できます。比較的若い方にお勧めです。 |
- 各自治体で、助成がある場合の料金はこの限りではありません。
- マンモグラフィは、1方向か2方向のどちらか1つを選択してください。
- マンモグラフィと乳腺超音波検査は併用で申し込みいただけます。
子宮がん検診
- 子宮頸がん検査
子宮頸がんの原因の多くは、性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものです。
初期の子宮頸がんは自覚症状がほとんどないため、早期発見には婦人科検診が必須です。検査は、子宮の入り口をブラシで擦って、細胞を採取します。検査に伴う痛みはほとんどありません。 - 子宮体がん検査(当院では実施しておりません)
子宮体がんのは多くの場合、女性ホルモンの影響により発症すると言われています。
生理ではない不正出血や閉経後にも出血がある場合は検査をお勧めします。
子宮の奥に細い器具を入れて細胞を採取するため、検査には少し痛みを伴います。 - 卵巣がん検査
卵巣がんは初期症状が出にくく、腹水が溜まったり、腫瘍が大きくなって初めて自覚症状が出ることが多いため、早期発見が難しいがんの1つです。
子宮がん検診の際に、膣からの超音波で卵巣のチェックをすることができます。
検査項目 | 自己負担金 (税込) |
内容 |
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子宮頸がん検査 (細胞診・経腟超音波) |
4,950円 | 細胞診は、子宮の入り口の細胞を採取し、がんの有無を調べます。 経腟超音波は、子宮筋腫などの子宮の病変の他、卵巣の状態も把握することができます。l |
【オプション】 卵巣がん腫瘍マーカー検査(CA125) |
3,160円 |
血液検査で卵巣がん、子宮内膜症の可能性を調べます。 (検査値が高値であってもがんであるとは限りません) |
- 各自治体で、助成がある場合の料金はこの限りではありません。