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試合に出場する藤原さん
「創部73年の長い歴史を持つ野球部を廃部にしない!」と心に誓い、野球部存続のために奮闘した活動が評価され、このたび邑久高校野球部 藤原充基(ふじわら みつき)さんが「岡山県わかば賞」を受賞しました。
令和2年8月、邑久高校野球部では3年生が引退。藤原さんはたった1人の野球部員となりました。しかし、この廃部の危機にも藤原さんは決して諦めず、監督と2人だけの練習や他校との合同練習を重ね、1日も休むことなく、がむしゃらに野球に取り組み続けました。
そうした姿に刺激を受けて加入する新入部員が増加し、野球部は無事存続することに。また、この活動は校内の部活動にも活気をもたらしました。
藤原さんは「このような素晴らしい賞をいただけてとてもうれしく思います。将来は、この野球部での経験を活かし、理学療法士となって多くの患者さんの早期復帰をサポートできるようこれからも努力を続けていきたい」と今後の抱負を語りました。