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せとうちこども合唱団ティンカーベルが、ボランティア活動などで積極的に社会貢献をしている岡山県内の小学生の団体をたたえる「第47回山陽新聞桃太郎賞」を受賞されました。
同合唱団は、瀬戸内市内の高齢者施設や幼稚園・保育園などへの訪問を専門とした合唱団で、現在は3歳児から高校生までが在籍し、毎週日曜日に練習に励んでいます。
合唱団としての活動は9年目に入りましたが、直近約3年間は新型コロナウイルス感染症の影響で、友達と集まって歌の練習ができなくなるなど、様々な制限がかかりました。例年行う合唱団でのキャンプもここ数年間は実施できず、団員同士の交流も思うようにできなかったそうです。
そうした中でも、自分たちにできることを探し、医療従事者をはじめとする“瀬戸内市を支えてくれている人”に焦点をあて、市内各地でメッセージ動画を撮影し、Youtubeに公開するなど工夫を凝らした活動を積極的に展開されています。
コロナ禍以前に訪問した病院などでは、お年寄りの方と直接握手をして思いを伝えあったりする中で、「人に奉仕する喜び」を実感するとともに、「福祉」などにも関心を持ち、手話を学ぶなど団員の成長につながったそうです。
団員らは日々の活動を振り返り、「人の役に立つ経験ができてよかった」、「たくさんの人に喜んでもらえて嬉しい」、「私たちの歌で聴く人を笑顔にできてよかった」などと思いを語っていました。
表彰状と盾を手にする合唱団員ら