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9月30日(火)、瀬戸内市役所職員を対象とした「やさしい日本語講座」を開催しました。
講師は、広島出入国在留管理局 就労・永住審査部門 統括審査官の荒木栄一氏に務めていただきました。
「やさしい日本語」とは、難しい言葉を使わない、外国人にとってわかりやすい日本語のことです。これは、阪神淡路大震災の際に避難情報が外国人に正しく伝わらず、多くの課題が生じたことへの反省から生まれたもので、現在では外国人だけでなく、こどもや高齢者、障がい者にもわかりやすいコミュニケーション手段として広がっています。
講座では、短い文章を心がける、結論を先に述べる、和製英語や言葉で感情などを表現する擬音語・擬態語(オノマトペ)を避けるといったやさしい日本語を使用する際のポイントについて学びました。
また、「無料」を「お金はいりません」、「公共交通機関でお越しください」を「バスか電車で来てください。車で来てはダメです」といったように、やさしい日本語に言い換える実践問題に取り組みました。
参加者は相手に伝わりやすい表現を考えることにより、やさしい日本語への理解を深めました。市は今後も「やさしい日本語」の普及活動をはじめ、多文化共生のまちづくりへの取り組みを進めていきます。