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瀬戸内市下水道ビジョンを策定しました
瀬戸内市下水道ビジョン
瀬戸内市の下水道事業は、昭和58年度に長船処理区(長船分区)の整備に着手以来、下水道の整備を進め、都市の健全な発達、公衆衛生の向上、公共用水域の水質の保全に寄与してきました。
令和3年度末時点で下水道供用開始区域内人口は12,984人、下水道供用開始面積は357.6ヘクタールとなりましたが、下水道処理人口普及率は35.5%、下水道整備率は37.6%にとどまっており、未だ整備途中の段階にあります。
下水道未普及地域の解消への取組に加え、既存施設の適正管理、施設老朽化に伴う改築更新需要の増大、災害対策としての耐水化や耐震化などへの対応が課題となります。
今後、下水道事業として様々な課題に取り組むためのコストが増大する反面、少子高齢化による人口減少に伴う処理水量の減少が見込まれ、下水道事業を支える使用料収入の増加が期待できない状況にあります。
これらの状況を踏まえ、限られた財源でさまざまな課題に取り組むためには、より一層、経営および事業運営の効率化が必要です。下水道事業の健全化を図り、下水道サービスを継続するため、今後10年間の中期的な指針として「瀬戸内市下水道ビジョン」を策定しました。
瀬戸内市下水道ビジョンは、将来の下水道を見据えた基本的な方針や施策の方向を示すものであり、下水道事業を展開していくうえで最も基本となる計画です。
瀬戸内市では、「第3次瀬戸内市総合計画」との整合性を図りながら、国土交通省が示した「新下水道ビジョン<外部リンク>」および「新下水道ビジョン加速戦略<外部リンク>」と、総務省が策定を求めている「経営戦略」の内容を併せ持つものとして瀬戸内市下水道ビジョンを策定しました。