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この度のウクライナ侵攻を受け、牛窓中学校生徒会の3年生が中心となり、校内でウクライナ支援のための募金活動を実施。集まった救援金を、市役所を通じて日本赤十字社へ届けるため、3月18日、生徒会中央委員の有高佑麻(ありたか ゆま)さん、高田真緒(たかた まお)さん、那須悠斗(なす ゆうと)さん、元浜虎之介(もとはま とらのすけ)さんらが副市長のもとを訪れました。
※有高さん、高田さん、元浜さんの氏名漢字に機種依存文字が含まれていたため、文字化け防止の観点から「高」「浜」と表記しています。
副市長へ募金箱を手渡す牛窓中学校生徒会中央委員の皆さん
(写真奥:左側から、那須さん、元浜さん、高田さん、有高さん)
「修学旅行で広島を訪れるなどして、日頃から平和に関する勉強をしてきた」と那須さん。テレビやインターネットでウクライナの現状を目の当たりにし、「ただ平和を祈るだけでなく、自分たちにできることはないだろうかとみんなで考えた」と元浜さんは言います。
そこで、自分たちで募金箱を作り、校内でウクライナへの救援金を募ることに。募金箱には高田さんがイラストを描き、ウクライナの国旗カラーを基調にした目を引くデザインを施しました。募金箱を持って1~2年生の教室を回ったり、卒業式では保護者の皆さんにも協力をお願いしたりと堅実に取り組んだ結果、約1週間で100,067円もの救援金を集めることができました。
「1、2年生も平和学習に取り組んでいる。こうして3年生たちが活動することで、勉強するだけじゃなく『自分にできることをする』姿を後輩に見せられたと思う」と有高さんは活動を振り返ります。高田さんは「戦争時、物資などは軍へ優先的に届けられるため、避難している人たちへの物資が不足すると聞く。私たちの救援金は、そうした困っている人たちへの支援に使ってもらいたい」と語りました。
副市長らへ募金活動の報告を行う様子
4名から募金活動への想いや報告を受けた田野宏副市長は、「未来を担う子どもたちが、自ら考えて工夫を凝らし行動したということが何より大事。届けていただいた救援金は大切にお預かりし、日本赤十字社を通じてウクライナ支援へ活用されるようにします」と伝えました。