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令和元年度瀬戸内タウンミーティング(令和元年8月17日ゆめトピア長船開催)

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

「人と自然が織りなす しあわせ実感都市 瀬戸内」の実現に向け、市民の皆さんとの意見交換の場として、市内3カ所で「瀬戸内タウンミーティング」を開催しました。
そこで得られた貴重なご意見をご紹介します。

瀬戸内タウンミーティング意見要旨

タウンミーティング2019長船会場の様子

日時

令和元年8月17日(土曜日)午前10時~正午

場所

ゆめトピア長船 2階リフレッシュスタジオ(小ホール)

参加者

男性26人、女性1人 合計27人 (事務局を除く)

意見交換

美和地区の避難場所について。美和コミュニティハウスは現在使われていないようだが、看板の表示では避難場所になっている。いまも避難場所として活用できるのか。

(市長)

  • 担当課に確認するが、美和コミュニティハウスは施設自体が古いため、基本的には美和小学校の上の方に逃げてもらう方が現実的だと思われる。
  • 「大水の時はここ、地震の時はここ」といったように、災害の種類・内容に応じて逃げる場所を使い分けることが重要。それは、地域の中で日頃から話し合ったり避難訓練を行ったりしていないと難しい。市としても支援していくため、ぜひ地域で取り組んでもらいたい。

大規模な災害時は、通常の公民館や体育館の避難所では不十分だと思う。最悪の事態を想定した場合、やはり逃げるのは高台。各地域の高台に市で避難所を作り、食料や水などの備蓄品を用意しておくのはどうか。

(市長)

  • 南海トラフのような大地震、千年に一回の災害による吉井川の決壊など、そうした災害を対象としたものは、残念ながら公共工事の対象にならない。
  • 市が「必ずここへ逃げるように」という避難場所を作ってしまうより、「こうした災害の場合は、この地域ならここへ逃げる」というように、災害の種類によって各地域で避難場所等を想定しておくことが大切。いざという時に迷わず動けるように訓練を重ねていくしかない。
  • 各地域での防災訓練の実施など、市がお手伝いできることも多々ある。地域と行政が一緒になって初めて出てくる知恵もあるはず。今後もご協力いただきたい。

現在、山鳥毛里帰りプロジェクトのクラウドファンディングを行っているが、まだ寄附額は目標額の半分にも至っていない。今後の見通しはどうか。

(市長)

  • ふるさと納税のピークは12月のため、その時期にどれだけ寄附していただけるかが重要。そのために、いまさまざまな策を検討している。その一つとして、「山鳥毛の一時里帰り」を実現できるよう現在調整中。岡山県立博物館でなく、この長船の地で山鳥毛を見てもらうことにどれほどの意味があるのか、ということも含めて、広く声掛けをしていきたい。
  • 企業版ふるさと納税についても、まだまだ声掛けが不十分と感じている。目標額に向けて頑張っていくので、ご協力いただきたい。

もし寄附金額が目標まで集まらなかった場合、本当に諦めるのか。

(市長)

  • いつまでも期間を引き延ばしていては所有者にもご迷惑をかけることになるため、この3月を一つの区切りとする。
  • いずれにしても、いまは目標達成に向けて頑張っていくとしか言えない。

購入金額を値切ればいいのでは。

(市長)

我々の他にも「買いたい」と言っている方がいる中で、それをお願いするのはなかなか難しい。

山鳥毛里帰りプロジェクトPRを外部の業者に任せっきりにしていることが気になる。プロジェクト開始初年度も翌年度も、広告宣伝費に多額の費用を支出しているが、その内訳は極めて不透明。6億円の寄附を集めるために、どうしてこんなに宣伝費が必要なのか。

(市長)

  • 市外の皆さんに瀬戸内市がやろうとしていることに対して共感を求めることができなければ、これだけの金額を寄附で賄うことは難しいと考えている。市外にPRしようと思うと、マスコミへの露出や東京での記者会見など、様々な手を打たなければならなかった。
  • 市としては、当然無駄なお金を使っているとは考えていない。その中には、例えばパンフレットの印刷や、市職員ではまかないきれないマンパワーをお願いするのに必要な費用も含まれている。
  • しかしながら、その費用に対する効果がどれほどのものだったか、などは今後もしっかり検証しながら取り組んでいく必要があると考える。

山鳥毛は国宝であり、重要文化財である。それならば、文化財保護法に基づいていろいろと審議するべきでは。国、県、市、住民の4グループの意見をしっかり取りまとめていけば目標達成につながると思う。

(市長)

  • おっしゃる通りだと思う。県には、プロジェクト関係の広告へ伊原木知事に出演していただくなど、いろいろな点で協力していただいている。また、文化庁には、どのように国宝を適正に保存していくか、といった点で相談にのってもらっている。本プロジェクトは、地域の力で文化財を守っていくという取り組みということで、非常に期待もされている。
  • 市内外の皆さんにももっと関心を持ってもらい、議論を深めていくことでプロジェクトの達成につなげたいと思う。

平成21年のタウンミーティングで「今後、日本全体の人口は減少し、自治体間で人の取り合いになる。市に人を呼び込むための施策を考えてもらいたい」と意見を述べた。それから10年、市の人口は緩やかに減っており、増加には至っていない。この10年でどのような施策に取り組んだのか。

(市長)

  • 移住希望者を増やす対策として、瀬戸内市を知ってもらうため移住希望者に市内を巡ってもらう「おためしツアー」を実施。また、実際に市内へ一定期間住んでもらい、定住のきっかけとする「おためし住宅」も行っている。
  • 東京や大阪での移住相談会にも積極的に出向き、移住の相談を多数受けている。瀬戸内市は岡山市、倉敷市に次いで人気があり、相談会のブースに行列ができることもある。
  • より住みやすいまちとなるよう、新しく図書館を建設するなどのインフラ整備も行った。中には、新図書館を見て移住を希望する人もいる。
  • 子育て支援策としては、子どもの医療費を中学校まで入院・通院ともに無償にしている。
  • 働き場所を確保するため、市の財政状況も見ながら企業誘致を行っている。
  • いずれの施策も効果を上げていると思うが、人口の増加までには至っていない。これからは、子育て世代の方々からずっと要望が出ていた公園の整備を行っていく。目指しているのは、単に広々とした広場を作ることではなく、そこに人が集まる場所を作ること。「こどもひろば」と呼び、今後展開させていく予定。

笠加に学芸館のグラウンドや生徒たちが生活する寮がある。地域としても応援したいと思っているし、市の人口が増えることにもつながっていると思う。せっかくなので、良い方向に向かえるよう何か取り組みができないか。また、邑久高校に新しい科ができる。若い人たちを応援するため、市と高校が連携して協力して何かできればいいと思うが、良いアイデアなどはないか。

(市長)

  • 学芸館の野球部の皆さんは、甲子園に出場されるなどいろいろ活躍されている。市も寮がある地元として応援していきたいし、部員の皆さんも地域のボランティア活動に参加するなど積極的に関わってくれている。瀬戸内市での生活が良い思い出となるよう、今後もできることで協力していきたい。
  • 邑久高校では、学科を新設するなど、少子化に対する危機感をもって新しい取り組みを行っている。私自身も講師として出向き、授業を行ったりしている。
  • 地域学習として、ハンセン病療養所や備前長船刀剣博物館などをうまく活用し、地元愛を育んでいくことをやっていきたい。そうした中で、地元に貢献することの大切さを学んでもらうことが重要。
  • 今後も市役所としてできることをやっていきたいと思う。

公共施設の移転統合について、広報紙などでたまに計画等を見ることはあるが、それ以降の話が聞こえてこない。長船支所の問題、長船町図書館の移転、ゆめトピアの移転など、整理して説明してもらいたい。

(市長)

  • 庁舎は、これまでどおり分庁方式でいく。本庁舎へ統合してはどうかという意見もあったが、駐車場と庁舎を立てる場所が足りない。長船には、これまでどおり保健福祉部の機能が残る。
  • 長船町公民館は、耐震性の問題と老朽化のため、図書館も含めて機能をゆめトピアへ移す。そうすると保健福祉部が仕事をする場所が必要になるため、ゆめトピアの敷地内駐車場北側に仮庁舎を設けて機能を移す。この仮庁舎は5~10年で傷むようなものでなく、耐震性も含めてしっかりしたものを建てる予定。これが一番安価で済む方法でもある。
  • 現在の公民館で行われている、陶芸教室などの特殊な作業が必要となるものについては、ゆめトピア北側の空き地に建物を建てて機能を移す予定。
  • 現在の長船町公民館はいずれ取り壊す。跡地活用はいまのところ未定である。
  • 長船分駐所は、ゆめトピアの道向かいに建てて機能を移す。
  • 12億円という決して安くない費用が必要になるが、公民館利用者も安全に快適に過ごせるようになる。

令和元年度瀬戸内タウンミーティング意見要旨(令和元年8月17日ゆめトピア長船開催)(PDF:272.5KB)

瀬戸内タウンミーティング対応状況

対応状況は以下のとおりです。

令和元年度瀬戸内タウンミーティング対応状況(PDF:80.9KB)

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