ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報・広聴 > 瀬戸内タウンミーティング > 瀬戸内タウンミーティング > 平成27年度瀬戸内タウンミーティング(平成27年9月6日中央公民館(邑久)開催)

本文

平成27年度瀬戸内タウンミーティング(平成27年9月6日中央公民館(邑久)開催)

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

「人と自然が織りなす しあわせ実感都市 瀬戸内」の実現に向け、市民の皆さんとの意見交換の場として、市内3カ所で「瀬戸内タウンミーティング」を開催しました。
そこで得られた貴重なご意見をご紹介します。

瀬戸内タウンミーティング意見要旨

平成27年度瀬戸内タウンミーティング(中央公民館)の様子

日時

平成27年9月6日(日曜日)午後2~4時

場所

中央公民館(邑久)研修室

参加者

男性21人、女性5人 合計26人

意見交換

  • 人口問題について、赤穂線で岡山市まで30分以内で行くことができるので、瀬戸内市を岡山市のベットタウンとしてはどうか。
    また、優秀な人にたくさん住んでもらう必要があるのではないか。瀬戸内市のレベルアップを図るために、学力テストのレベルアップや、下水道の普及率などがあるが、市長はどのように考えているか。

(市長)

  • 岡山市にイオンができた影響もあり、瀬戸内市は赤穂線で直結しているので、注目されている地域だと思う。また、30分でのぞみが停まる駅まで行けることを考えると暮らしやすさはあると思うが、人口が減っている。
    もっと駅の公共交通の利点をいかしたまちをつくることは重要なので、駅に人がつながっていく整備の方法を考えなければならない。
    駅のトイレについても計画的に整備をしていこうとしている。邑久駅、長船駅は下水道も通ったので、トイレの水洗化や駅の周辺がどのように機能的に使えるかということを考えたい。駅、駅前にどのような機能をもたせるか、人の移動もよく考えて整備していく必要がある。
  • レベルアップの話だが、行政として、レベルが高い低いの線引きをするのは難しい。単に瀬戸内市に消費者がたくさん住むというのでは、魅力はなかなか作っていくことができない。お客さまとして行政、民間サービスに要求だけをする人たちが増えると、だんだん福祉のお金が必要になったり、学校教育がうまくいかなかったりする。大切なのは消費者の側面はあるが、まちづくりの主体となって自ら中心となって地域に関わってくれる方々、市民性の高い方に好んで住んでいただけるようなまちをどう作っていくか、ということが理想としては大切だと思う。こられた方にそのような意識を持っていただけるようなまちを目指していくことが大切だと思う。
    そのためにも、学校の問題をどうしっかりしたものにするかが重要。大切なのは一回の調査で判断するのではなく、子どもたちを伸ばす教育を行うことが大切。瀬戸内市の子どもたちは、地域の行事に参加する割合が高く、体力があるので、伸びる要素は持っている。学校で伸ばしていけるような教育をしていきたい。
    下水道の問題は、できるならばなるべく早い段階に瀬戸内市全体にという気持ちはあるが、全体にするとなると財政的に難しい。中心となる地域は下水道の整備をして、それ以外の地域はできれば合併浄化槽などを市の補助金を使い、水洗化をしていただくという方法になると思う。下水道は一回作ればいいのではなく、40~50年経つと管が悪くなるので、整備をしなければならなくなる。
    今後もより市民性の高い方に住んでいただけるようなまちを作っていきたい。
     
  • 人口問題について、一番は企業誘致だと思う。村田製作所の南側に工業団地ができるとのことだが、どの程度の工場ができるのか。
    また、今、岡南団地付近に企業の寮のようなものができている。企業を呼ぶと、そういったもので人口が増えるので手っ取り早いと思う。

(市長)
企業誘致については、まだどのくらいの事業規模の企業にきてもらえるかは分からない。今回の造成面積は5ヘクタールで非常に広い面積。数百人規模の従業員が確保できるところを目指していかなければならない。雇用がたくさん生まれる企業を選んで誘致する必要があると思う。企業ができても、他の市に住んだほうがよいというのではなく、瀬戸内市に住むのがよいと思ってもらわないと企業誘致の効果は下がるので、まちの魅力と企業誘致の両方をバランスよくやっていきたい。

  • 大学、高校を呼ぶことはできないのか。

(市長)
大学を呼ぶというのはむずかしいと思う。ただ、学芸館高校との関係を作っていくことができたらいいと考えている。

  • テレビ効果について、瀬戸内市はあまりPRするところがないと思う。邑久地域は人形劇、牛窓地域は花火、長船地域は刀剣とあるのかもしれないが、もうひとつPRすることがない。
    甲子園に行った岡山学芸館高校の生徒は瀬戸内市で練習をしている。甲子園に行く前、優勝祈願のためにお宮に行っていたのがテレビで放送されていた。そういったテレビ効果を利用してはどうか。

(市長)テレビの効果は大切だと思う。PRが下手というのが瀬戸内市の定番となっているので、そういったPRを戦略的にやっていこうとして、テレビや新聞などの記者会とは定期的な情報交換をして、ここぞという時には電話1本で取材にきてくれるような関係づくりを今作りつつある。
前よりはテレビに取り上げられているのではないかと個人的には思っている。
よく取り上げられているのは刀剣博物館や美術館。
新聞もまめにとりあげられてくれているので引き続き伸ばしていきたい。
ここぞというときはテレビにも売り込んでいけるような市役所でありたいと思う。

  • いこいの村はあまり料理がおいしくない。他の県のいこいの村は安くておいしいし、PRもできている。そういうPRがないのではないか。

(市長)
いこいの村の食事の件だが、担当課から事業者に伝えてもらう。市の施設を指定管理者である民間の事業者が管理しているので、今後考えなければならない。
事業者がどういうサービスをしているのか、外の目から年1回など節目に評価をして、伝わるような仕組みも考えてもいいのではないかと思う。
今は問題がなければそのまま指定を更新しているので、適度な緊張関係をつくり、品質の向上にどうつなげていくのかというのが、全体的な課題であると思っている。

  • 二年ほど前、牛窓地区で大々的な防災訓練を行っていたが、最近行われていないので、また復活してほしい。

(市長)
防災訓練は、毎年、関東大震災が起きた日の9月1日に行っており、先日もゆめトピア長船で行っている。地域の住民の方を中心にご案内しているので、案内が届いていないのかなと思う。地域の住民の方だけでなく、幅広く訓練の参加を呼びかけていく必要があるかと思うので、情報が伝わるように検討したい。

  • 防災のものは自分で用意しないといけないので、ライフジャケットを注文しているのだが、そういうものは小・中・高校の子どもにも身に着けてもらえたらと思う。

(市長)
ライフジャケットについて、水害のときだけではなく、水難事故などの事故防止のためのライフジャケットの着用は慣れた方がいいという観点もあると思う。今、市全体で、ライフジャケットの使い方を講習などでやっていないと思うので、学校や消防とも相談しながら、どれだけの必要性があるかも含めて検討したい。

  • 大規模災害が起こった際、他の市町村との協力体制があるのか。

(市長)
災害の連携については、岡山県下の市町村とは連携をしている。しかし、他県との連携も考えなければならない。
関西の自治体は、阪神大震災を教訓に、災害時に連携する自治体を選んでいるという事例がある。
瀬戸内市も、原発事故が起こったときには、どこの住民を受け入れるかというのは行っている。着実に少しずつ連携先は作っているので、さらに検討していきたい。
また、自治体間だけでなく、建築業界、市内の介護施設、地元企業、飲料メーカーなどいろんな団体と協定、連携を積極的に行っている。連携を結ぶだけでなく、これからも連携、協力体制を維持していくことが大切だと思う。

  • 瀬戸内市に住む生物、植物は希少種が多い。なかなかこのことは一般の人は知らないのではないかと思う。先日森林のことについて調べていて、市役所で尋ねたが、瀬戸内市は森林のデータを取っていないと言われた。森林などの自然を保全するためにはそういったデータが必要になるのではないか。また、他の県では森の健康診断というのがあって、市民と専門家が一緒に山に入り、伐採計画や災害に強い森を作るというような事業を行っている。
    瀬戸内市でもできたらと思う。

(市長)

  • 生物多様性は大事だと思う。錦海塩田のメガソーラー事業の中でも、その面積の半分の自然を保護していこうということで、そのままの状態で残すだけでなく、希少な鳥などの餌場になるところを人工的に作るということも行っている。
    生物の多様性を保全していくことは、環境面を意識したまちづくりの要素として大切だという認識を持っている。どれだけ貴重な生物が瀬戸内市に生息しているのかもっと分かってくることによってそれだけ自然の豊かさや地域の豊かさを表現する指標になるのではないかと思っている。
    生物を大切にするという気持ちを育むということは、子どもの教育、大人の市民性を育むうえでも非常に大切な要素ではないかと思う。現状としてどのような状態なのか分からないといけないと思っている。
    錦海塩田の堤防沿いに道路を作ろうと思っているが、そういう中で、鳥や動植物が保全できるような枠組みの中で、インフラの整備も進んでいければいいと思う。
     
  • 里山保全について、生物多様性を育んでいくだけではなく、シカ、イノシシ、サルなどの有害鳥獣の被害をどう食い止めていくかということでも、里山保全は大切なことだと思う。
    今は罠をかける、鉄砲で撃つ、電気柵で守ることが中心になっているが、本来なら獣と人間との生活の領域が自然と分かれてくると獣が人間界に踏み入ってくることも頻度としては少なくなってくると思う。
    里山にどのように人間の手が加えられていくかということは、結果的に農業や地域の暮らしを守ることに繋がることになるという最近の取り組み事例がある。先進事例を研究しながら、人間も獣も踏み入れることができないような緩衝地帯がつくられることにより防げるという議論もあるので、もう少し研究したい。

・牛窓地域への公共交通の問題について、学生としても交通の便がよければと思う。これから市民を呼ぶのも、今後は若者が国を支えていくと思うので、高齢者向けのサービスばかりでなく、若者向けのサービスを充実することを考えてはどうか。

(市長)
牛窓の交通の便について、バスで通学しようと思っても便が少ないということはあると思うので、少なくとも邑久高校に簡単に通えるようにする、という視点も忘れずに考える必要がある。
今、公共交通は高齢者を中心に、病院、買い物に行くことを中心に見ているが、免許のない若い人、子どもたちが、どうやって地域で夢を描いていけるかもあわせて考えていく必要があると思う。高校生の皆さんとも意見交換をしながら考えていけたらと思う。

平成27年度瀬戸内タウンミーティング要旨(平成27年9月6日中央公民館(邑久)開催)(PDF:299KB)

瀬戸内タウンミーティング対応状況

対応状況は以下のとおりです。

平成27年度瀬戸内タウンミーティング対応状況(平成27年9月6日中央公民館(邑久)開催)(PDF:104.1KB)

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)


今年度のタウンミーティング