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平成30年度瀬戸内タウンミーティング(平成30年9月8日ゆめトピア長船開催)

更新日:2020年12月16日更新 印刷ページ表示

「人と自然が織りなす しあわせ実感都市 瀬戸内」の実現に向け、市民の皆さんとの意見交換の場として、市内3カ所で「瀬戸内タウンミーティング」を開催しました。
そこで得られた貴重なご意見をご紹介します。

瀬戸内タウンミーティング意見要旨

ゆめトピア長船の様子

日時

平成30年9月8日(土曜日)午後3時~午後5時

場所

ゆめトピア長船 2階リフレッシュスタジオ(小ホール)

参加者

男性44人、女性20人 合計64人 (事務局を除く)

意見交換

【山鳥毛について】

  • 県外への流出を防ぐために、瀬戸内市が購入し、岡山県立博物館(県博)に寄贈しておくというのではダメなのか。また、購入しなくても今の所有者が県博にそのまま寄贈しておくというのではダメなのか。

(市長)

  • 所有者の方は売却したいという意向でいらっしゃる。瀬戸内市が購入できたとして、それを県博に預けるというのは、県博は話に乗ってくださるかもしれないが、そうなると「何のために瀬戸内市がやるのか」「長船に里帰りさせようと言っているのにおかしい」と言われる方が必ず出てくる。
  • 備前長船刀剣博物館(刀剣博物館)もあちこち古くなっていて、この機会にしっかりしたものに改修し、瀬戸内市で山鳥毛をお預かりできるような形を考えなければならない。ただ、購入できたとしてもすぐ瀬戸内市でずっと保管することは難しいので、改修が済むまで県博と相談しながら進めていくようになると思う。

 

  • 今の日本の自然災害がひどいときに、ふるさと納税を基本としたクラウドファンディングで5億円集まるのか。

(市長)

  • ふるさと納税については、他のところよりも高額な返礼品を出せば、たぶん集まると思うが、それをやろうとは思っていない。個人のふるさと納税のほかに、企業版ふるさと納税で、市にゆかりのある企業、市から出ていって成功されている方々に、我々の取り組みの大切さを伝えていくことが必要になると思う。
  • 寄附をしたいという企業もすでに複数おられ、そういう輪をこれから広げていくことをいつから始めるか、今考えている状況。災害があったので、被災地への支援が一番だろうということで延期をしてきた。県知事とも話をし、岡山県の明るい話題づくりのためにも頑張ってほしいという声をいただいた。また、被災地の首長には、心の部分、文化の大切さをおっしゃられる方もおられたので、クラウドファンディングを開始する時期を慎重に見極めたいと思っている。

 

  • ランニングコスト(維持管理費)はどのくらいかかるのか。

(市長)

  • すでに赤羽刀など他の刀をたくさん刀剣博物館でお預かりしている。それに加えて、国宝だから特別な管理をしなければいけないというようなランニングコストは基本的に発生しないと考えている。他の刀の保管と一体的に考えていき、お金のかからないように設計していく必要がある。
  • ランニングコストも血税を使えないという話になれば、それも毎年クラウドファンディングでまかなうことも視野に入れる必要があるかもしれない。今回の取り組みによって、今までの市民サービスが低下することはない。また、クラウドファンディングで購入したから、このサービスができなくなったという話にはならない。そこはぜひご理解をいただきたい。

 

  • 瀬戸内市が購入しないとなった場合、山鳥毛はどうなるのか。

(市長)

  • もし寄附が集まらなかった場合、所有者の方と交渉しなければならないと思う。交渉が成り立たなかった場合は、おそらく別の方が買われると思う。

 

  • この刀が来たからといって、観光の目玉にはなり得ないのではないか。

(市長)

  • 刀剣博物館の特別展の内容によって、来場者の差はあると思う。国宝の刀を所蔵することによって、他の美術館・博物館との貸し借りであったり、国宝は年間に展示できる期間が限られているので、展示できない期間は山鳥毛の写しなどを展示したりと、いろいろな可能性が考えられる。

 

  • 刀剣博物館のセキュリティはどうなのか。

(市長)

  • 今でも大切な刀をお預かりしているので、セキュリティはしっかりかけている。収蔵のために有人でのセキュリティが必要とは聞いていない。

 

  • これからはシェアをする時代だといわれている。県博で保管することもありだと思うが、市長の話を聞くと、売るか買うかという話に行きついている。

(市長)

  • 昔は税金を使い、議会にも了承をいただいて購入するという形だったと思う。今回のクラウドファンディングは、多くの皆さんの思いをお預かりして、備前長船という地で山鳥毛を見ていただく、里帰りすることの価値を皆さんに共感していただけるかどうかということになる。

 

  • こういった会(タウンミーティング)は、一般の方に山鳥毛の購入に関する理解を得る場になると思うが、市の職員間の山鳥毛購入に関する共通理解も大切ではないか。

(市長)

  • 職員にこの取り組みの大切さ、また市の重要施策などを理解してもらう機会が持てていない。この取り組みを始動させるスケジュールをしっかり定めた上で、そういう機会を設けるべきだと考えている。

 

  • ふるさと納税・クラウドファンディングで例えば4億5千万円しか集まらず、他の方が4億8千万円で購入した場合、手元に残った4億5千万円をどのように使われるのか。逆に多く集まった場合、どのように使われるのか。

(市長)

  • 5億円に届かなかった場合は、所有者の方と交渉する必要があると思う。5億円になるまでクラウドファンディングを延長してほしい話になるか、もう4億5千万円でいいという話になるか、その段階になってみないと分からない。購入できない話になった場合、返礼品をもらっている人に寄附を返金するのは現実的になかなか難しいと思う。企業版ふるさと納税の場合は、購入できないときにはお金の振り込みが発生しない。
  • 多く集まった場合は、具体的にどう活用していくかという計画を同時並行でつくろうとしている。必要な施設の整備に充当するなど、有効に活用させていただくことを考えている。

 

  • 刀剣の里はずっと続いていて良いと思うが、あまり広報がされていない。何年か前のエヴァンゲリオンと刀剣展が好評なのか今でも全国を巡回している。長船の刀剣の関係者がつくられたものが、良いものだと評価されているので、それも考えてどんどんお金を使ってほしい。

(市長)

  • 刀剣博物館の広報はもっと積極的にしていく必要がある。また、駐車場が少ないなど、施設の整備も課題だと言われているので、計画的に整備していく必要がある。
  • 世界に瀬戸内市が誇れる文化の中で、日本刀は非常に大きなものだと思うので、積極的に投資していくべきという意見もいただきながら、理解が得られるように考えていきたい。公共がする事業は、入館料だけで見る投資効果ではなく、地域への経済効果や100年後、200年後の子どもたちにどういう影響があるか、お金に換算することのできないものをどう考えるかが費用対効果の算定の難しいところだと思う。

 

  • 何か市議会で進められてタウンミーティングで意見を聞くという順番ではなく、先にタウンミーティングしてから市議会にかけた方がよいのではないか。

(市長)

  • 議会の皆さんが先か、市民の皆さんが先か、難しいところがある。議会にお話をして、こういう形で周知を図っていきたいという流れが基本にあって、議会に報告しないまま、市民の皆さんにこういう説明会をするというのは議会軽視になってくる。議会の皆さん、市民の皆さんにもいろんな反対の意見も含めて聴かせていただく機会をつくりながら、丁寧に説明していきたいと考えている。

 

  • 売買契約は結んでいるのか。

(市長)

  • 売買契約を交わそうと思うと、議会の承認がいる。売買契約は交わしていない。今はお互いの信頼関係で、クラウドファンディングをしている間は、待っていただいている。その代わり、進捗状況を所有者の方に丁寧に説明しながら進めている。

 

  • 売買契約を交わすときには、市税を1円もつぎ込まないという一文を入れてほしい。

(市長)

  • それは相手方との契約書には入らない。市民の皆さん、議会の皆さんとの約束ごとなので、公の場でも申し上げているとおり、約束を守りながらやっていく責任があると思っている。

 

  • 山鳥毛を何度か拝見する機会があって、世界に誇れる、素晴らしい刀と思う。今回の刀の購入については、大きいチャンス・タイミングだと思う。金額については、高い、安い、あるかもしれないが、世界の宝として存在する価値があると思う。

(市長)

  • 国宝のような唯一のものは売買が成り立つかどうかだと思う。多くの皆さんに妥当な金額だということが伝わるのは、大事なことだと思う。今回の5億円というのは、刀の価値から言うと、決して無駄遣いをしているというようなことを言われたり、市民の皆さんが笑われたりするような金額ではないことは自信を持ってお伝えしたいと思う。

 

  • ふるさと納税を基本としたクラウドファンディングではなく、一般のクラウドファンディングはしないのか。

(市長)

  • 海外の人は、ふるさと納税の税の控除を受けられないので、海外でのクラウドファンディングは、一般のクラウドファンディングになる。また、市民の皆さんは返礼品を受け取ることができないが、非売品であればお渡しできるので、そういうものは考えている。返礼品なしの寄附もできることを丁寧に説明していきたい。

【防災について】

  • 7月豪雨が起きて、地域防災の必要性を強く感じている。危機管理課の人事異動は、3年ごとではなく、長期的な視点に立ち、一人か二人キーパーソンを置いていただきたい。また、いつも開設する5つの避難所に備蓄品を置いていないと聞いたが、不安なので、避難所に備蓄品を置いていただきたい。

(市長)

  • 異動については、総入れ替えにならないように注意している。核になる職員を置いてやっているので、ご安心いただきたい。また、危機管理を経験した職員がいろんな部署にいると、大変役に立つ。全体の底上げも大切なことだと考えている。
  • 備蓄品は一カ所で集中管理しながら、いくつかに分けている。これから、自主防災組織として独自に避難所を開けていただくような制度をつくっていこうと考えている。あらかじめ届け出をしていただいた所に備蓄品をストックするか、こちらから足りないものを届けるという形をとり、厳しい災害が起きたときに地域の避難所を開けてもらい、地元の皆さんにお世話にならないとまわっていかないと思う。

平成30年度瀬戸内タウンミーティング意見要旨(平成30年9月8日ゆめトピア長船開催)(PDF:234.3KB)

瀬戸内タウンミーティング対応状況

対応状況は以下のとおりです。

平成30年度瀬戸内タウンミーティング対応状況(PDF:80.5KB)

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