お疲れ様です。
瀬戸内市定住支援員の大森です。
新しく空き家レポートができましたので
お届けします!
今回は価格交渉をしてきたので、その内容もご確認いただければと思います。
今回はすこし長いレポートになっています。
お暇でしたらお付き合い下さい。
物件所有者のNさんです。
よろしくお願いします。
さっそく物件基本情報を確認しておきましょう!
最寄りの小学校まで直線で行けます。 歩いて15分ほどでしょうか。 近くにはスポーツ公園もありますから、 子育て中の世帯の方にもおすすめしたいです。
撮ってきた写真と、記憶を頼りに作ってみたものの
ついに精度不明となってしまった間取り図。
だいたい?合っていると思うのですが
細かいところはあやしいです。ごめんなさい。
詳細は内見等でぜひ…!
※それぞれの部屋に強めのインパクトを感じたので
イメージで名前をつけてみました。ex.ただの空間
空き家に蔦が這っているのはよく見かけます。
全体をおおってしまえば断熱効果で夏も涼しい家に
なりそうですが、気づいたら家の中まで侵入していたりして、放っておくと厄介でしかないですよね。
蔦を撤去する場合は、業者さんに依頼すると、数万円〜数十万円かかる可能性が。
DIYでどうにかできる範囲であれば、繁殖がひどくなる前に剥がしたり焼いたりする必要がありそうですね。
塀です。生垣がいい味をだしています。
そろそろ剪定が必要ですね。
ここでも生命力を発揮している緑。
多様な植物が自由に伸びている様子。
エントロピー増大の法則ですね。
住居内に入るための玄関は2箇所あります。
右が元診療所の入り口で、左側が住居玄関です。
元診療所の入り口を開けておきましたのでどうぞ…
何かやりたい方はアイデア次第で色々なことができそうな空間ですね。
(私は小鳥店をやりたいです。)
私がもしこの家に住むのなら、一番に彼を埋葬したいです。
空き家のトイレのドアを開ける時はちょっとドキドキです。
ふたが開いていたらどうしよう、とか。
どんなトイレも受け入れますが、「おおお…」ってなるときも、なくはないです。(ある)
棚かい!
…って。
ここはもともとレントゲンの現像室だったそうですよ。
四角い廊下です。
無駄なスペースがない現代の家にはあまりない空間。
昔の家には余裕がありますね。
この空間部分に人生のヒントがあるような、ないような。
「すてきな廊下フォルダ」に入れておきます。
それでは続いて台所をみてみましょう。
脱衣所・浴室・和室は、台所を通らないと行けませんので、続けてご案内させてください。
勝手に休憩所と書いていますが、普通の和室です。
食後に休む用の部屋に。従業員の休憩所に。(適当)
それにしても、物がたくさんあるのが気になります。Nさんなんとかしてくれませんか?
わたしはもう歳なので、すみません。
困りました。。
誰か、ゴミ、捨ててくれませんか?
壊れているところ、直してくれませんか?
物、片付けてくれませんか?
図々しいお願いなのは承知です。
まだまだたくさんありますが、割愛させていただいて…。
(カレンダーについて不要な一言。)
脱線した時に元に戻りづらくなるんですけど、そういう時に孤独を強く感じますね。
開き直って、次へいきましょう。
こちらの物件は、Nさんの奥様のお父様が診療所をされていたのですが、娘である奥様も医療従事者でいらっしゃったとのことで、ここで勉強をされていたのかもしれませんね。
一旦玄関に戻りましょう。
広いです。何畳かわからないので、広いって言うしかないです。
広い。(語彙力)
スルーしていただいて。
つづいて和室を見てみましょう。
和室は二間つづきのよくある間取りです。とてもきれいに保たれています。
問題は、部屋がどうっていうより…みなさん違和感を感じませんか。まがまがしいエネルギーを蓄えた何かの存在に…。
悪い華道家に騙されたんでしょうか。ぼっさぼさです。
この植物だって、こうなりたくてなっているわけではないのだから不憫ではあるけれども、こうなってまで生きている姿を見ていると、なんだかとても魅力にさえ思えてきます。
その存在感はカリスマ級。
続いて2箇所目のトイレになります。
トイレは元診療所側でご紹介していますが、2箇所あると便利ですね。
突然ですが、大森は空き家を見に行くときにさりげなく照明器具をチェックしているのですが、こちらの物件も素敵な照明がたくさんありましたので、勝手にピックアップしてみました。
個性がありますね。
右上の手術室の照明みたいなのが個人的に気になりました。
部分的に黄色くて。
剥き出しの電球とか掲載しなくていい。って思いましたか?
しかしこのレポートはドキュメンタリーなのです。
ありのままを見て欲しい。
そんな思いで次をどうぞ。
幸い、ここまで傷んでいる部分はここだけだったかと思います。 あれこれ要求してしまって大変申し訳ないのですが、修繕できる方、ぜひともこの物件をどうにかしてくださいませんか?
では2階を見ていきましょう。
階段の横に収納がありますね。
バレリーナの部屋って、どういうことかというと、、
バレエ用の鏡があったからです。
バレエ用の鏡なんて、一般家庭にありませんよね。
懐かしいCDや本がありました。
これで屋内のご紹介は終わりになります。
最後に少しだけ外に出てみましょう。
荒れ放題な印象はありませんでしたよ。片付けができれば、庭も生き返ると思いました。
Nさん、物件の取材にご協力いただきありがとうございました。
最後の最後になってしまいましたが、物件の価格変更は可能でしょうか…?
簡単に!
ありがとうございます
730万円になりました。Nさんありがとうございました。
交渉はどんなときでも大事です。
お相手あってのことなので、最低限のマナーは守りつつ、交渉してみてもいいのではないでしょうか。
ちなみに、この物件の所在地である長船町土師(”はじ”と読みます)の土地価格相場(地価) は、瀬戸内市の平均相場が約6万円/坪に対して約9万円/坪、となっていて、長船町内では最も高い坪単価です。
建物は元診療所と自宅の玄関が別れているので、アイデア次第で
やれることが広がりそうです。
片付けや修繕等、お願いすることが多くて恐縮ですが、瀬戸内市への移住を検討している方に、ぜひぜひおすすめしたい物件です!
※仲介業者を通しての取引となります。
こちらの物件の情報提供や、瀬戸内市内に空き家物件を所有されている方で、空き家レポートを書いてほしいという方がいましたら、瀬戸内市役所企画振興課までお問い合わせください。