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2021年度(令和3年度)開催展示

更新日:2022年3月29日更新 印刷ページ表示

▼テーマ展「戦後の刀剣-赤羽刀のあゆみ-」

テーマ展「戦後の刀剣-赤羽刀のあゆみ-」イメージバナー

 

 赤羽刀は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が、日本国の武装解除を目的に戦後関東一円を中心に集められた20万口とも言われる接収刀剣のうち、保存がなされた約5千口(4,576口)のことを指します。

 赤羽刀の多くは、東京国立博物館において保管されていましたが、平成7年(1995年)に成立した『接収刀剣類の処理に関する法律』を基に、平成11年~12年(1999~2000)にかけて活用を行うことを目的に国から各地の公的施設・機関へ無償譲渡されました。
 それは、文化庁より各都道府県教育委員会を通じて受け入れ希望調査に基づき、配布されました。

 この展示では、GHQが処分を目的に接収された刀剣たちが、どのようにして、赤羽刀として保存され、どういう経緯を経て国から各地に渡ることになったのかなど、不死鳥のごとく甦った赤羽刀を展示するとともに、その歴史について紹介しました。

※新型コロナウイルス感染症防止対策のため、事前予約制。

 

詳細
期間 令和3年4月10日(土曜日)~6月6日(日曜日)

休館日

毎週月曜日(ただし、5月3日は除く)
休日の翌日:4月30日(金曜日)・5月6日(木曜日)
​緊急事態宣言により、5月14日(金曜日)から6月20日(日曜日)まで臨時休館。
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料 一般:500(400)円、高大生:300(250)円、中学生以下:無料
※65歳以上の方は、年齢がわかる証明書の提示で400円に割引。
※障がい者の方(付添いの方1名含む)は証明できるものの提示で無料。
※( )は20名以上の団体料金。
会場 備前長船刀剣博物館

 

 

▼テーマ展「岡山刀剣史-匠の技の伝承者-」

テーマ展「岡山刀剣史-匠の技の伝承者-」イメージバナー

 

 岡山県は、日本を代表する刀剣の生産地です。この地で作られた刀剣は、古くから優品とされ、現在も、国宝や重要文化財の多くが指定されています。この一大産地を支えたのが、刀鍛冶をはじめとした研師や金工師など数多くの職人(刀職)たちでした。
 彼らが多くの刀剣を生み出したことにより地域の産業として根付き、長船派や青江派をはじめ、後世に名を残す日本有数の刀剣ブランドの創生につながりました。
 今回の展示では、刀剣製作の技術を受け継ぐ、岡山県内に在住する刀職たちの作品を展示するとともに、自身が携わった作品の見どころなどを職人自身の思いを添えて紹介しました。

※新型コロナウイルス感染症防止対策のため、事前予約制。

詳細
会期 6月22日(火曜日)~ 7月18日(日曜日) ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、8月20日(金曜日)から
休館日 毎週月曜日
開館時間 午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
入館料 一般:500(400)円、高大生:300(250)円、中学生以下:無料
※65歳以上の方は、400円になる割引があります(年齢がわかる証明書の提示をお願いします)。
※障がい者の方(付添いの方1名含む)は無料です(証明できるものの提示をお願いします)。
※( )は20名以上の団体料金です。
会場 備前長船刀剣博物館

 

 

▼夏季特別展「武将・名家の品格-受け継がれた刀剣-」

夏季特別展「武将・名家の品格‐受け継がれた刀剣‐」イメージバナー

 

 刀剣は身を守る武器としてだけでなく、各時代で信仰の対象や褒賞品など様々な用途で活用され、美術品や威信財として所持されました。
 いずれの時代でも共通していることは、刀剣自体が先祖が華々しく活躍した業績を称える象徴であり、家の格式を示す一種のステータス的な意味合いを持つことです。
 本展示では、大名家をはじめとする名家に伝わった一級品の刀剣類を展示し、室町時代末期から江戸時代にかけ刀剣を所持することがどのような意味合いをもっていたのか、当時の刀剣文化や風俗と絡めながら解説しました。

※新型コロナウイルス感染症防止対策のため、事前予約制。

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詳細
会期 令和3年7月30日(金曜日)~9月12日(日曜日)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、8月20日(金曜日)~9月12日(日曜日)まで臨時休館。
休館日 毎週月曜日(月曜日 が祝日の場合は翌日 に振替)
開館時間 午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
入館料 一般:1,000円、高大生:800円(学生書の提示をお願いします)、中学生以下:無料
※「一口佩刀オーナーカード」または「サンクスパスポート」をお持ちの方は、提示で無料。
※65歳以上の方は、年齢がわかる証明書の提示で800円に割引。
※障がい者の方(付添いの方1名含む)は証明できるものの提示で無料。
会場 備前長船刀剣博物館

 

 

▼秋季特別展「吉備津彦神社と御神刀

 -桃太郎伝説を伝える備前国一宮の御神宝- 」

秋季特別展イメージバナー

 

 刀剣の歴史は古く、神話の中でも多くの場面で使用されています。
 例えば、須佐之男命(すさのおのみこと)が十握剣(とつかのつるぎ)で八岐大蛇を退治する話や、倭建命(やまとたけるのみこと)が 三種の神器である草薙剣(くさなぎのつるぎ)によって危機を乗り越えるなど要所において登場します。
 このため、刀剣類は勇気や武力の象徴として尊ばれ、信仰の対象としてご神体やご神宝としても崇められました。

 備前国一宮に位置づけられる吉備津彦神社は、鬼退治で有名な昔話「桃太郎」のモデルになった、武勇の誉れ高い大吉備津日子命を祀ることから、武門の神社としても知られます。
 また 、中世では宇喜多氏や小早川氏・池田氏などの歴代の領主を始めとする多くの人々の畏敬を集め、特に池田氏の時代には藩祖である池田輝政を合祀したため、備前国における武門の神社として篤く敬われていきます。

 この展示では、武功や武門の誉高い吉備津彦神社を例に、神社と信仰における刀剣の役割の一端について紹介しました。

※新型コロナウイルス感染症防止対策のため、事前予約制。

詳細
会期 令和3年10月1日(金曜日)~11月14日(日曜日)
休館日 毎週月曜日(月曜日 が祝日の場合は翌日 に振替)、祝日の翌日
開館時間 午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
入館料

一般:800(500)円、高大生:500(400)円(学生証の提示が必要)、中学生以下:無料
※65歳以上の方は、年齢がわかる証明書の提示で500円に割引。
※障がい者の方(付添いの方1名含む)は証明できるものの提示で無料。

会場 備前長船刀剣博物館

 

 

▼秋季テーマ展「日本刀-用の美の極み-」(1階展示室)

「剣客-求道者-の辿り着いた境地」(2階展示室)

テーマ展「用の美」「剣客」のイメージバナー

 

【日本刀-用の美の極み-】
​ 日本刀は、“折れず・曲がらず・よく斬れ、そして美しい”を特徴としますが、優雅な反りは円弧に沿って引き斬る「刀法」に合致し、強靭さを得るための折り返し鍛錬は木目模様の澄んだ繊細な肌を生み、何物も断ち切る硬い刃には千変万化の美しい刃文が現れます。まさに日本刀は、“用の美の極み”と言っても過言ではないと考えます。
 展示では、「用と美の繋がり」作刀や研ぎなどの技術上からの分析、五箇伝ほかの生産地ごとの特徴なども紹介しながら、日本刀のより深い魅力へのアプローチを試みました。

 

【剣客-求道者-の辿り着いた境地】
​ 絶対的自己確立を目指して修行を重ねる剣士・剣客が常に突き当たったのは、心と体の自由を委縮させる生への囚われ、死の恐怖との対峙でした。この克服を、生への執着をいわゆる『相打ち』という覚悟で断ち、さらに “両方立ち向かって、争うもの無きが『相抜け』なり”、という剣境に辿り着いた剣客もいました。
 展示では、こうした剣客の殺伐とした斬り合いの中から、いかに勝ち生き残るかを経て、如何に共に生きるか、にまで辿り着いた境地からの現代の我々への示唆と共に、先人が自身を託した刀に思いを馳せながら、日本刀鑑賞の新たな視点を探りました。

※新型コロナウイルス感染症防止対策のため、事前予約制。

詳細
会期 令和3年11月20日(土曜日)~令和4年1月16日(日曜日)
休館日 毎週月曜日(月曜日 が祝日の場合は翌日 に振替)、祝日の翌日
開館時間 午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
入館料

一般:500(400)円、高大生:300(250)円(学生証の提示が必要)、中学生以下:無料
※65歳以上の方は、年齢がわかる証明書の提示で500円に割引。
※障がい者の方(付添いの方1名含む)は証明できるものの提示で無料。

会場 備前長船刀剣博物館
 

 

 

▼テーマ展「占いと刀剣」

テーマ展「占いと刀剣」イメージバナー

 

 古くから日本では物事に吉凶を紐づけ、より良い運勢へ導かれるよう行動や姿形を変えていく考え方がありました。かつては刀剣にもその考え方があてはめられ、鍛造や売買の日取りに適用されました。また、手の平の線で占う手相や家の立地や間取りで吉凶を見る家相があるように、刀身全体の形や色、疵、地鉄の肌目、刃文の様子によって判断する「剣相」と呼ばれる占いが存在しました。「剣相」は様々な流派が生まれ、それぞれが組み立てた理論を基に占っていたことが江戸時代の伝書から読み取れます。
 この展示は、刀剣に関わる占いの歴史やその内容、当時の人々の反応や刀剣社会への影響を紹介しました。

※新型コロナウイルス感染症防止対策のため、事前予約制。

 

詳細
会期 令和4年1月22日(土曜日)~3月27日(日曜日)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日に振替)、祝日の翌日
開館時間 午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
入館料 一般:500(400)円、高大生:300(250)円(学生証の提示が必要)、中学生以下:無料
※65歳以上の方は、年齢がわかる証明書の提示で500円に割引。
※障がい者の方(付添いの方1名含む)は証明できるものの提示で無料。
会場 備前長船刀剣博物館

 


 


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