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【備前長船刀剣博物館】テーマ展「進化する刀剣-1700年の歴史-」

更新日:2024年11月29日更新 印刷ページ表示

進化する刀剣バナー

 刀剣の歴史は、古く縄文時代末期から弥生時代にかけて剣や鉾といった刀剣類が登場しました。次の古墳時代には、現在みられるような鐔を付属する大刀へと変遷し、刀剣の祖型が登場してきます。その後、平安時代初期には直刀や剣などが主流となり、平安時代中末期には湾刀(所謂日本刀:現在みられる刀剣)へと移り変わります。この時代以前に作られた刀剣を「上古刀」と呼び、後に登場する刀剣(古刀・新刀・新々刀・近代刀・現代刀)と区別されます。
 本展示では、弥生時代から現代に至る刀剣の変遷を紹介するとともに、発掘から出た上古刀から当時の特徴にも迫ります。

 
期間

令和6年11月30日(土曜日)~ 令和7年2月11日(火曜日・祝日)

休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始(12月28日~1月6日)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
料金

一般:500円(400円)、高大生:300円(250円)、中学生以下:無料
※(  )内は20名以上の団体料金
※障がい者手帳等の所有者および付き添い1名まで無料

開催場所 備前長船刀剣博物館 2階展示室
その他

バスで来館予定の団体は、駐車場に限りがありますので、事前予約(Fax)をお願いします。 詳しくはこちら

注意事項
  1. 本展覧会の”写真”撮影は可能です。(フラッシュを利用した写真撮影・動画撮影は禁止)
  2. 博物館内での飲食はしないでください。ガムやアメも含みます。
    ペットボトルは、カバン・ポケット等の中に入れてください。
  3. 敷地内は禁煙です。
  4. その他
    ・他のお客様のご迷惑になる行為はご遠慮願います。
     (大きな声を出す、走る、展示ケースのガラスに触る・傷をつける、ほか)
    ・傘は、入口前の傘立てに立てるか、カバンの中に入れてください。
    ・コインロッカーに入らない大きなお荷物は、受付でお預かりします。
    ・ペットを連れての入館はご遠慮ください。(盲導犬・介助犬・聴導犬を伴っての入館は可能です。)

 

テーマ展「進化する刀剣-1700年の歴史-」

​▼2階展示室

 
No. 資料名[表銘/裏銘] 刃長
(cm)
反り
(cm)
時代/所蔵
1 無銘 (上古刀) ​14.8 弥生末期(4世紀)
赤磐市山陽郷土料館蔵
2 無銘 (上古刀) ​25.4 古墳時代(4世紀)
岡山県教育委員会蔵
3 直刀 無銘 ​(鉄刀) 88.0 古墳時代(5世紀)
赤磐市山陽郷土料館蔵
4 直刀 無銘 ​(鉄刀) 79.0 古墳時代(5世紀)
岡山県教育委員会蔵
5 無銘 ​(銀象嵌八窓鐔) (全長)
9.8×8.6
   古墳時代(5世紀)
岡山県教育委員会蔵
6 直刀 無銘 ​(大刀) 118.0 ​古墳時代(6世紀)
赤磐市山陽郷土料館蔵
7 環頭大刀 無銘 ​(上古刀) 45.3 ​古墳時代(6世紀)
赤磐市山陽郷土料館蔵
8 直刀 無銘 (鉄刀) 79.0 古墳時代(6世紀)
岡山県教育委員会蔵
9 拵金具 無銘 (銀象嵌金具) (全長)
4.2
古墳時代(6~7世紀)
岡山県教育委員会蔵
10 直刀 無銘 (鉄刀・上古刀) 67.0 古墳時代(6~7世紀)
個人蔵
11 直刀 無銘 (鉄刀・上古刀) 75.7 古墳時代(6~7世紀)
個人蔵
12 無銘 (倒卵形六窓透鐔) (全長)
7.5×6.5
  古墳時代(6~7世紀)
個人蔵
13   双龍環頭大刀(複製品) (全長)
110.0
  古墳時代(7世紀)
岡山県立博物館蔵
14 脇指 無銘   32.0 不明
個人蔵
15 短刀 無銘 (上古刀) 16.0 0.3 奈良・平安(9~11世紀)
個人蔵
16 無銘   55.1 奈良・平安(9~11世紀)
個人蔵
17 太刀 備州長船康光/嘉吉三年八月日 75.2 2.9 室町初期(1443年)
備前長船刀剣博物館蔵
18 脇指 備前国住長船七兵衛尉祐定作
/万治三年八月日
55.0 1.0 江戸初期(1660年)
備前長船刀剣博物館蔵
19 備前長船住横山俊左衛門藤原祐包 天王原八幡宮於神前作之
/慶應二年八月日 友成五十八代孫
69.0 1.1 江戸末期(1866年)
備前長船刀剣博物館蔵
20 短刀 備州長船住景光/元亨三年三月日
/(棟)重光之
71.9 わずか 平成19年(2007年)
備前長船刀剣博物館蔵
21 (上古七星剣) 54.6 飛鳥~平安(7~10世紀)
個人蔵

 

 

刀剣の見方

 刀剣を鑑賞する上で大切なポイントがいくつかあります。
 この展示では、そのポイントのうち、「姿」・「地鉄」・「刃文」・「刀装具」の4つの部門について紹介します。​

▼1階展示室

 
No. 資料名[表銘/裏銘] 刃長
(cm)
反り
(cm)
時代/所蔵
1 備前国長船祐定/永禄九年八月日 70.2 2.5 室町末期(1566年)
備前長船刀剣博物館
2

丹波守吉道
(附)黒石目地塗鞘打刀拵​

70.3 1.2 江戸中期(17~18世紀)備前長船刀剣博物館
3 備後国福山住横山祐成作 君萬歳
/安政五年八月吉日
(附)変わり縄目塗鞘打刀拵
77.3 1.6 江戸末期(1858年)
個人
4 脇指 備州長船法光作/永正六年八月日
(附)金梨子地塗鞘脇指拵
55.5 1.1 室町末期(1509年)
備前長船刀剣博物館
5 短刀 月山 21.4 なし 室町末期(16世紀)
備前長船刀剣博物館
6 脇指 (葵紋)越前康継作之/以南蠻鐵 49.6 0.8 江戸中期(17世紀)
備前長船刀剣博物館
7 無銘 (伝 村正) 73.4

1.6

室町末期(16世紀)
備前長船刀剣博物館
8 脇指 丹波守嫡子吉道/寛政五年二月日 51.1 1.1 江戸末期(1793年)
備前長船刀剣博物館
9 太刀 備前国長船住藤原俊光造/〔金象嵌〕隼人之剣 昭和四十二年正月吉日 山中貞則伝次男貞伸之 79.5 2.5 昭和(1967年)
備前長船刀剣博物館
10 脇指 無銘 (伝 末三原) 51.6 1.3 室町末期(16世紀)
備前長船刀剣博物館蔵
11 備前国住長船清光 70.2 2.5 室町末期(16世紀)
備前長船刀剣博物館蔵
12 無銘 (伝 手掻派) 68.8 1.2

南北朝期(14世紀)
備前長船刀剣博物館蔵

13 短刀 上(伝 粟田口国安) 25.5 なし 鎌倉初期(13世紀)
個人蔵
14 小太刀 吉房 55.0 1.4 鎌倉中期(13世紀)
備前長船刀剣博物館蔵
15 (綱広) 75.0 1.3 江戸中期(17世紀)
個人蔵
16 無銘 (美濃伝) 63.3 1.6 安土桃山(16世紀)
備前長船刀剣博物館蔵

 

 


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