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市は、第2次瀬戸内市環境基本計画に基づき、脱炭素社会の実現に向けた取組を行っています。
この度、市は、環境省が実施する「脱炭素先行地域(第3回)」に応募し、選考が行われた結果、令和5年4月28日付で選定されました。
脱炭素先行地域は、2050年カーボンニュートラルに向けて、2030年までに民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現するとともに、運輸部門や熱利用などの温室効果ガス排出削減についても、地域特性に応じて実現することを目指す地域です。
国は、少なくとも100か所の脱炭素先行地域を選定し、積極的な支援を通じて多様な地域における地域課題を同時解決し、住民の暮らしの質の向上を実現しながら脱炭素に向かう取組の方向性を示すこととしています。
伝統産業の垂下式カキ養殖業が盛んな玉津・裳掛地区において、自家消費型のオンサイトPPAや遊休地を活用したオフサイトPPAによる太陽光発電の導入を進めるとともに、設立予定の地域エネルギーマネジメント会社が大型蓄電池を活用した需給管理を行い、地産地消率の最大化と脱炭素化を実現することを目指します。
また、カキ養殖に使用された廃棄筏や荒れた農地や里山に繁茂した雑木をチップ化して暖房設備や農業ハウスの加温設備等の燃料として利用することで、廃棄筏の焼却による煙害や耕作放棄地の増加による獣害といった地域課題の解決を目指します。
脱炭素先行地域(第3回)選定結果について<外部リンク>
第3回脱炭素先行地域の概要<外部リンク>
令和5年6月7日(水曜日)に脱炭素先行地域選定証授与式が開催され、西村明宏環境大臣から選定証が授与されました。
▲西村明宏環境大臣(一番左)から選定証が授与されました
▲今回選定された16地域の代表による集合写真