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食中毒の種類

更新日:2025年9月1日更新 印刷ページ表示

どんな食中毒があるの?

食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌やウイルス、有害な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。食中毒の原因によって、症状や潜伏期間も様々です。ここではよくみられる食中毒の一部を紹介します。

  ー腸管出血性大腸菌

  ーカンピロバクター

  ー黄色ブドウ球菌

  ーウェルシュ菌

  ーサルモネラ菌

  ーノロウイルス

腸管出血性大腸菌(O157など)

○発生時期:8月~1月

○潜伏期間:4~8日程度

○症  状:腹痛、下痢、血便

      合併症:溶結性尿毒症症候群や脳症など(こどもや高齢者に起こりやすく、注意)

○原因食品:主に生や加熱不十分な牛肉など

○ポイント:食肉類は他の食品類と接触しないように、保管容器や調理器具を分ける

      食肉類の生または加熱不十分な状態での喫食は避ける

カンピロバクター

○発生時期:1年を通して発生(発生件数はノロウイルスに次いで多い)

○潜伏期間:2~3日

○症  状:下痢、腹痛、発熱

      まれにギランバレー症候群(手足の麻痺や呼吸困難)を発症する場合もある

○原因食品:加熱不十分な鶏肉など

○ポイント:熱に弱いので、中心までしっかり加熱する

      生の鶏肉などを調理した後は、手指や調理器具を十分に洗浄する

黄色ブドウ球菌

○発生時期:1年を通して発生(特に夏場に多く発生)

○潜伏期間:1~5時間

○症  状:吐き気、嘔吐、下痢

○原因食品:手指を介して黄色ブドウ球菌に汚染された、おにぎり、弁当など

○ポイント:調理前によく手を洗う(健康な人の手指、皮膚、鼻にあり、保菌者は20~30%(化膿のある人は46.6%))

      調理中に髪の毛や顔などに触らない

      素手で食品に触れない

      食品の温度管理をしっかり行う

      食べるまでの時間はなるべく短時間にする

ウェルシュ菌

○発生時期:年間を通して発生

○潜伏期間:6~18時間

○症  状:腹痛、下痢

○原因食品:カレーなどの煮込み料理

○特  徴:熱に強い芽胞を作る

      酸素が少ない環境で増殖しやすい

○ポイント:調理後はすぐに食べる

      再加熱する場合はしっかり火を通し、おたまでなべ底までかき混ぜ、中心までしっかりと加熱する

      保存する場合は別の容器に入れ替える(鍋→タッパーなど)

サルモネラ菌

○発生時期:1年を通して発生(特に夏場に多く発生)

○潜伏期間:12~48時間

○症  状:下痢、腹痛、発熱、嘔吐

○原因食品:卵とその加工品、食肉など

○ポイント:生肉、卵等に触れたら、手指や調理器具をよく洗う

      卵は割ったまま保存することは避ける

      ペットに触れた後は、十分に手を洗う

      しっかり加熱する

ノロウイルス

  ノロウイルスはこち「ノロウイルス感染症を予防しましょう」をご覧ください 

予防方法はこちらから

  ・しっかり手を洗いましょう

  ・食中毒を予防しましょう

参考

厚生労働省ホームページ:食中毒<外部リンク>

公益社団法人日本食品衛生協会<外部リンク>

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