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厚生労働省「患者調査」によると、脂質異常症で治療を受けている総患者数は増加傾向にあります。自覚症状が乏しく、健康診断で指摘されて初めて治療を開始するケースが多いため、継続的な受診と適切な生活習慣を心がけましょう。
資料に動画・資料を掲載しているのでぜひご活用ください。

血液中の脂質の中で、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が多い、または、HDL(善玉)コレステロールが少ないなどの状態を示す病気のことです。
コレステロールとは
コレステロールは、人の細胞膜や胆汁酸、ホルモンのもととなるなど、体内で重要な役割を果たしています。しかし、多すぎると脂質異常症となり、動脈硬化の原因となります。
中性脂肪とは
中性脂肪は、エネルギーの貯蔵、保温などの役割があります。しかし、多すぎると肥満を引き起こし、LDL(悪玉)コレステロールを増やして動脈硬化の原因となります。


出典:厚生労働省HP 健康づくりサポートネット 脂質異常症
(トリグリセライド=中性脂肪)
・過食、食事の偏り
・多量飲酒
・運動不足
・喫煙
・ストレス など
脂質異常症を放置しておくと、様々な疾患の原因となります。
・脳梗塞
・心筋梗塞、狭心症
・大動脈瘤、大動脈解離
・腎障害
・閉塞性動脈硬化症
中性脂肪値を下げて脂質異常症を予防するために、できることから取り組んでいきましょう。
1日に必要な推定エネルギー量の目安は?をご覧ください。
食物繊維はコレステロールの排泄を促します。
○食物繊維が含まれるもの・・・野菜、海藻、果物、いも類、雑穀・豆類、きのこ類

果物に含まれる果糖は中性脂肪を増やす作用があるため、果物は1日に握りこぶし1つ分までにしましょう。

エネルギーとして使われなかった糖質は、肝臓で中性脂肪に変換されます。精製された穀類や、砂糖の多い食品の食べ過ぎには注意しましょう。

魚に含まれる脂質(EPA:エイコサペンタ塩酸)には、中性脂肪を下げる働きがあります。
さば、ぶり、鮭、かつおなど、油ののった魚がおすすめです。
アルコールは中性脂肪を増やすため、1日の純アルコール量は20g程度までにし、休肝日をなるべく多く作りましょう。
20gの目安
・日本酒1合(180mL)
・ビール中瓶1本(500mL)
・缶チューハイ(度数3%:約800mL、5%:約500mL、7%:約350mL)
意識して体を動かすことで、LDLコレステロールと中性脂肪を減らし、HDLコレステロールを増やすことができます。有酸素運動とレジスタンス運動など、様々な運動を取り入れましょう。
○有酸素運動・・・歩行、足ふみ、体操、自動車など

○レジスタンス運動・・・スクワット、足上げ、かかと上げ、腹筋など

○生活の中に運動を取り入れる
・車を遠くに停めて歩く
・階段を使う
・歯磨きをしながらかかとを上げる
・こまめに立ち上がり、座っている時間を短くする など
肥満であるかどうかの指標として、体格指数(BMI)が用いられます。日本人は体格指数25を超えたあたりから、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった合併症の発症頻度が高まることから、体格指数25以上を肥満としています。
まずは1か月で1kg減らすことから始めてみましょう。
体重については自分の適正体重は?をご覧ください。
禁煙することで、LDLコレステロールと中性脂肪を減らし、HDLコレステロールを増やすことができます。
□動画:脂質異常症の食事 中性脂肪編(https://www.youtube.com/watch?v=KSES2PvJXWw<外部リンク>)



□脂質異常症~LDL(悪玉)コレステロールが高い方へ~もぜひチェックしてください
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